知らなきゃ損!WordPress (ワードプレス)が重い原因を解消する方法を徹底解説!!

WordPress (ワードプレス)で作ったページが重くて困ったことはありませんか?ここではページが重くなる原因をすべて解説!またそれぞれの対処法を誰でもわかるように解説します!!

運営しているWordPressのサイトが重く感じるけれど、どうすればよくなるのか、なんで重くなってしまうのか知りたいのではないでしょうか?WordPressが重くなる原因は複数あり、それぞれに対処する必要があります。

WordPressが重くなっている原因を確認して問題点を解消することで、WordPressを高速化することが可能です。

重いWordPress (ワードプレス)を高速化するメリット

喜ぶ女性

ユーザーの離脱率を減らせる

重いWordPressを高速化することで、ユーザーの離脱率を減らせます

GoogleAdSenseの公式ブログでは、「ページにコンテンツが表示されるまで5秒以上かかると、74% のユーザーがそのページから離脱する」と書かれています。(引用元:https://adsense-ja.googleblog.com/2013/11/2.html)

重いWordPressを高速化すれば、記事の表示が遅いせいで読むのを止めるユーザーを減らせるでしょう。

ページの重さと離脱率について

ページが重くなるにつれて、離脱率は高くなります

  • 表示速度が1秒から3秒に落ちると、直帰率は32%上昇
  • 表示速度が1秒から5秒に落ちると、直帰率は90%上昇
  • 表示速度が1秒から6秒に落ちると、直帰率は106%上昇
  • 表示速度が1秒から7秒に落ちると、直帰率は113%上昇
  • 表示速度が1秒から10秒に落ちると、直帰率は123%上昇

引用元:https://www.suzukikenichi.com/blog/speed-matters-for-mobile-sites/

SEO対策になる

重いWordPressを高速化することで、SEO対策になります。ページの表示速度はGoogleの検索アルゴリズムの一つなので、高速化することで記事やサイト自体の上位表示に貢献してくれるでしょう。

重いWordPressを高速化することは、直接的に検索順位を上げることだけでなく、UE・UIの向上というメリットもあります

記事の表示速度が速くなれば記事から離脱する可能性が低くなり、回遊性も高くなります。つまり間接的に検索順位の向上につながるためSEO対策になると言えるでしょう。

GoogleはCore Web Vitalsの導入を予定しているため、ページの表示速度の向上、UE・UIの向上が検索順位に与える影響力は今まで以上に高くなる可能性があります。

広告収益が増える

重いWordPressを高速化することで、広告の収入が増えます。記事の表示速度が速くなれば記事から離脱する可能性が低くなり、記事の回遊性が高くなります。

記事に滞在する時間が長くなれば、記事を最後まで読んでもらえたり広告への誘導ができたりする可能性が高くなるでしょう。結果として重いWordPressを高速化することは、広告収益に貢献することになります。

サーバーのコストが減らせる

重いWordPressを高速化することで、サーバーのコストが減らせます。WordPressが重い状態は、データの通信料が多いということです。

多くのレンタルサーバーでは通信料の上限が設定されていて、通信料の制限内であれば別のサイトを立ち上げられますが、通信料の制限を超えれば別のサーバーをレンタルする必要があります。

重いWordPressを高速化することで通信料を減らせれば、レンタルするサーバーの台数を減らせるので、サーバーのコスト低下につながります。

重いWordPress (ワードプレス)になる原因

FACTORと書かれた木の積木

高速化のための施策をしていない

高速化のための施策をしていないと、WordPressが重くなる原因になります。サイトを運営しているとデータは増加していくので、少しずつ重くなっていきます。

広告などのバナー画像が多い

アドセンス広告やアフィリエイト広告の大半は静止画像と動画の広告です。画像や動画が記事内にたくさんあると、WordPressが重くなる要因になります。

使用している画像のサイズが大きい

記事に掲載している画像を確認すると○○KBと書かれていますが、この数値が大きいと画像のデータが大きいということになります。画像のデータが大きくなると通信量が増加するので、WordPressが重くなる要因になります。

読み込むデータの量が多い

読み込むデータが大きくなると通信量が増加するので、WordPressが重くなる要因になります。

アクセスが集中している

アクセスが集中していると、WordPressが重くなる要因になります。サーバーによってはアクセスが集中すると通信を制限する場合があります。

不必要なウィジェットを表示している

不必要なウィジェットを表示していると、WordPressが重くなる要因になります。WordPressが重く感じるのは、ウィジェットやバナーを設置することで記事を表示する際にデータの読み込みが発生するからです。

ソースコードが最適化されていない

ソースコードが最適化されていないと、WordPressが重くなる要因になります。最適化されていないソースコードはデータ量が多いためです。

サーバーのキャパシティを超えている

サーバーのキャパシティを超えていると、WordPressが重くなる要因になります。サーバーによっては、通信量が上限を超えると通信を制限する場合があります。

WordPress (ワードプレス)が重いときの対処法

相談をする人

Google社の「PageSpeed Insights」でスコアを判定

「PageSpeed Insights」を使用すれば、WordPressの重さをスコアで確認できます。「PageSpeed Insights」のページで、サイトURLや記事のURLを入力するだけで、WordPressがどのくらい重いのかをスコアで表示してくれます。以下のような個別要素についても数値が表示されており、WordPressが重くなっている原因やその解消法を確認できます。

・インタラクティブになるまでの時間
・速度インデックス
・最大コンテンツの描画

スコアが60以下だと注意。目安となるスコアは?

「PageSpeed Insights」のスコアは数値によって色分けされています
・0-49 赤色
・50-89 オレンジ色
・90-100 緑色

数値の目安はモバイルで85以上、デスクトップで90以上と言われていますが、スコアの数値だけに注目してもよくなるわけではありません。項目別の数値と改善できる項目の内容を確認しておきましょう。

画像のサイズをなるべく小さくする

記事に掲載している画像を確認すると○○KBと書かれており画像のサイズを確認できます。

画像のデータの縦横のサイズを小さくする、形式をPNG形式からJPEG形式に変えるといった方法で小さくすることが可能です。

「EWWW Image Optimizer」というプラグインを導入することで手軽に画像データのサイズを圧縮できます。

画像を遅延読み込みにする

画像を遅延読み込みにすることで、WordPressの重さを軽減できます。WordPressが重いのは、記事の読み込みを行う際のデータ量が多すぎるせいです。

次世代フォーマットでの画像配信を行う

次世代フォーマットでの画像配信を行うことで、WordPressの重さを軽減できます。次世代フォーマットとは、PNGやJPEGよりデータ量が少なくなる新しい形式です。

HTML・CSS・JavaScriptのソースコードを最適化する

HTML・CSS・JavaScriptのソースコードを最適化することで、WordPressの重さを軽減できます。HTML・CSS・JavaScriptはコードが書かれたデータです。

無駄な改行やスペースを省略するといったソースコードの最適化を行うことで、データ量を削減できます。HTML・CSS・JavaScriptのソースコードを最適化し、データ量を少なるすることが記事の表示速度の向上に貢献します。

リビジョン (更新履歴)を削除する

リビジョン (更新履歴)を削除することで、WordPressの重さを軽減できます。リビジョンは記事の更新時に保存される更新履歴です。

更新するたびに保存され削除しないと積み重なっていくので、WordPressが重くなる要因になります。「Optimize Database after Deleting Revisions」を導入することで、不要なリビジョンをまとめて削除できます

ウィジェットやバナーなど不要なオブジェクトを削除する

ウィジェットやバナーなど不要なオブジェクトを削除することで、WordPressの重さを軽減できます。効果的でないウィジェットや役に立たないバナーなどの不要なオブジェクトがたくさんあると、WordPressが重くなる要因になります。不要なバナーやウィジェットはこまめに削除しておきましょう。

広告を減らす

広告を減らすことでWordPressの重さを軽減できます。アドセンス広告やアフィリエイト広告の大半は静止画像と動画の広告です。画像や動画が記事内にたくさんあると、WordPressが重くなる要因になります。

性能の高いサーバーへ移転する

性能の高いサーバーへ移転することで、WordPressの重さを軽減できます。データを読み込む能力はサーバーの性能次第です。高機能・高速表示ができるレンタルサーバーを利用することで記事の表示速度が向上します。

重いWordPress (ワードプレス)を高速化するためのおすすめプラグイン

WP Super Cache

WP Super Cacheは、静的なHTMLファイルを読み込むことでサイトの表示速度を高速化するプラグインです。通常の場合は動的にHTMLファイルを読み込みますが、WP Super Cacheでは静的なHTMLファイルを自動生成して表示するので、データの読み込み時間が短縮されます。

有効インストール数が100万以上の人気の高いプラグインです。日本語に対応しており、推奨と書かれた項目にチェックを入れるだけで十分な効果を発揮してくれます。

EWWW Image Optimizer

EWWW Image Optimizerは、WordPressで扱う画像のファイルサイズを自動で圧縮できるプラグインです。画質はほぼ同じで画像のファイルサイズを小さくできます。プラグインを有効にしておけば、画像をアップロードすると同時に画像が圧縮されるので面倒な作業は必要ありません。

すでにアップロードされている画像をまとめて圧縮することも可能です。プラグインが作動するのは画像を圧縮するときだけなので、普段は無効化しておいて、記事を更新するときだけ有効化するという使い方もできます。

BJ Lazy Load

BJ Lazy Loadは、画面に表示される部分以外の画像の読み込みを遅延させることでサイトの表示速度を向上するプラグインです。画面のスクロールに合わせて画像の読み込みが行われるので、画像を多用しているページでも表示速度を向上できます。

Jetpack by WordPress (ワードプレス).com

Jetpack by WordPress (ワードプレス).comは、画像の最適化や遅延読み込みができるプラグインです。ほかにも30以上の機能を備えた万能型のプラグインなので、多くの人に愛用されています。

WordPress (ワードプレス)の管理画面が重いときの対処法

WordPressの管理画面が重いと感じる場合には、P3 (Plugin Performance Profiler)というプラグインを導入することで原因を見つけられます。

WordPress使用しているプラグインの処理速度や表示速度を確認できるので、どのプラグインが表示処理に負荷を与えているかが分かります。ただし長期間プラグインの更新が行われていないので、導入する際には注意が必要です。

WordPress (ワードプレス)が重いときの対処法まとめ

WordPressが重い原因はいくつかありますが、どれも対処することで改善することが可能です。どのような要素がWordPressを重くしているのかを確認し、適切な対処法を実行しましょう。WordPressを高速化することはメリットが多いので、WordPressが重いと感じたらそのままにせず早めに対処しておきましょう。

この記事を書いたライター
CMS比較NAVI編集部
CMS比較NAVI 編集メンバーが不定期で更新します。 CMSの最新ニュースからすぐ使えるノウハウまで、わかりやすく紹介します!