WordPress (ワードプレス)で独自ドメインの設定手順を徹底解説

WordPress (ワードプレス)で独自ドメインの設定のやり方を徹底解説します。サーバーの選び方なども分かりやすく紹介していきます。これを読めば、WordPressの独自ドメインの設定はバッチリでしょう!

WordPressでブログやホームページを開設する時は「サーバー」や「独自ドメイン」などいろいろ準備しなければなりません。登録後すぐにサイト運営を開始できるサービスと比べると、WordPressは始めるまでの難易度が高いと言えるでしょう。

しかしWordPressは人気があるブログサービスのため「どうしてもWordPressで始めたい」という人も多いと思います。そこで今回は特にわかりにくい独自ドメインの取得方法や設定の手順について詳しく解説していきます。

またWordPressを開始するまでの手順も説明しますのですぐにWordPressでサイト運営を始められるでしょう

WordPress (ワードプレス) で独自ドメインを利用する流れ

ウェブサイト
独自ドメインとは「サイトのURL」のことです。WordPressでサイトを開設する時、URLが設定されていないので、独自ドメインを取得しなければなりません

独自ドメイン取得後は「サーバーと契約する」「サーバーとドメインの設定」などの準備が必要にです。準備完了後はWordPressをサーバーにインストールすればサイト作成を開始できるでしょう。またサイトのデザインを簡単に設定できるテンプレートを使用すると華やかなサイトになります。

独自ドメインを取得する

独自ドメインは「お名前.com」「ムームードメイン」などで購入します。「どこで購入すれば良いのかわからない」と悩む人は多いでしょう。しかし違いは金額やサービス内容だけです。

*ムームードメインの料金表
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*お名前.comの料金表
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「.〇〇〇」の並び順や種類は違いますが、人気のある「.com」「.net」を比較しただけでも違いは分かります。

あとは「サーバーを契約するとドメイン代が割引または1年間無料」のようなサービスが各社で設定されているぐらいなので、ドメインを購入する時は「値段」「サイトのわかりやすさ」などを重視して選ぶのがベストでしょう。

またドメインは世界に1つしかないので、「希望のドメインが売り切れているから他の業者で探す」というのは意味がありません。他の文字列を検討しましょう。

共有サーバーをレンタルする

共有サーバーとは「レンタルサーバー」のことで、WordPressのデータを「保管する」「ネットへ転送して閲覧可能にする」などを行うために契約します。

レンタルサーバーの種類

  • ロリポップ=月額250円~
  • エックスサーバー=月額1,200円~ (初期費用3,000円)
  • mixhost=月額1,380円~
  • シックスコア=月額2,200円~ (初期費用6,000円)

*すべて税抜きです。

月額料金は契約期間によって安くなることもあるので、ホームページで確認しましょう。機能や性能の違いはありますが、紹介したレンタルサーバーはすべて「WordPress簡単インストール」が付いてますので、ドメインの登録をすればWordPressを始められますよ。

ただし容量が少ないサーバーはアクセス数が増えた時に不具合を起こすことがあるので注意しましょう。

ドメインのネームサーバーを変更する

ドメインにはネームサーバーというドメイン会社専用の名前が設定されています。ドメインと同じ会社のサーバーを使用する時は変更しなくても良いですが、他の会社のレンタルサーバーを使用する時はネームサーバー変更が必要になるでしょう。

お名前.comで購入したドメインをエックスサーバーで使用する場合
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レンタルサーバーを契約した時にネームサーバー情報が送られてきます。またネームサーバーはドメイン側で変更しなければならないので覚えておきましょう。

共有サーバーにドメインを追加する

ネームサーバー設定後はレンタルサーバーにドメインを追加して使用できるようにします。ドメインの追加はレンタルサーバーの管理画面からできるので覚えておきましょう。こちらはエックスサーバーのドメイン追加ページです。
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ドメイン追加と同時にサイトのセキュリティを強化できる「SSL」に変更しましょう。アドレスが「http」から「https」に変わり、データのやり取りが暗号化されるので信頼性のあるサイトと認識してもらえます。

WordPressをインストールする

WordPressのインストールはサーバーの管理画面からできます。WordPress.comにアクセスしてファイルをダウンロードする方法もありますが、難しくなるだけなのでやめましょう。こちらはエックスサーバーの管理画面です。
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サーバーによって画面は違いますが、「WordPress簡単インストール」という項目がありますので、こちらをクリックしてWordPressのインストールを完了させましょう。念のためサーバーの契約をする前にWordPress簡単インストールが使えるか確認しておきましょう

WordPressテーマをインストールして開始する

WordPressはテーマ (テンプレート) をインストールすると記事を作成する時の機能が増えたり、華やかなデザインのサイトを作成できたりします。無料と有料のテーマがありますので予算に合ったテーマを選択しましょう。

無料テーマの「Cocoon (コクーン) 」
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SEO対策やGoogleアドセンスの設定ができます。無料テーマですが機能や性能が有料級であることから人気無料テーマの1つです。

有料テーマの「WING アフィンガー5」
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SEO対策はもちろんのこと、記事を装飾する時に便利な「光るボタン」や「吹き出し」なども簡単に設置できます。価格は14800円から。他には「SANGO」「DIVER」などもあるので調べてみましょう。

WordPress (ワードプレス) で独自ドメインを利用する手順

ノウハウ
WordPressでサイトを始められるようにドメインの取得方法やサーバーの設定、簡単インストールをするまでの手順について詳しく解説していきます。ちょっとした疑問を解消できるように画像を使用しながら説明しますので、参考にしてください。

独自ドメインを取得する手順

独自ドメインを取得する時に「.の後ろを選択する」「DNSの設定」などいくつかやることがあります。まずはベースとなるURLを決めて次へ進みましょう。自由に文字列を入力できますので、「サイト名」「サイトのジャンルを表す文字」などわかりやすいURLにすることをおすすめします。
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「.com」か「.net」がおすすめ

「.com」や「.net」は人気があります。独自ドメインは年間契約なので取得以降使い続ける限りは経費が掛かります

「.com」や「.net」は年間料金が1000円前後で利用できる上に、他サイトでも数多く使用されているため人気があると言えるでしょう。他にも「.org」「.jp」などは人気があります。
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URLの末尾になる「.com」や「.net」はトップレベルドメインと呼ばれています。人気がある文字列であれば良いですが、過去に「.so」という珍しい文字列のドメインが急に使用不可になったという事例があります。できるだけ人気のあるトップレベルドメインを選択して、リスク回避をしておきましょう。

独自ドメインはアルファベットでつくる

独自ドメインは「あいうえ尾.com」のようにひらがなや漢字をまぜても取得可能です。

しかし手前に「https」末尾に「.com」とアルファベットが付くので、ひらがなや漢字だと暗号みたいになってしまいます。自分だけでなくユーザーがURLを入力することもあるので、ドメインはアルファベットで揃えてわかりやすくしましょう

独自ドメインの取得方法

「お名前.com」か「ムームードメイン」のホームページにアクセスします。取得するのはどちらでも構いません。サーバーをロリポップにする場合はムームードメインだと連動できます。取得方法は「お名前.com」で説明していきます。

まずはホームページにアクセスしましょう。好きな文字列を入力して検索をクリックします。
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希望のトップレベルドメインを選択して「お申込みへ進む」をクリックしましょう。取得できないドメインに関しては空欄ではなく記号で埋まっています。
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あとは支払い方法を入力すればドメインの取得は完了です。「Whois情報公開代行」「ドメインプロテクション」などのセキュリティを高めるオプションが選択できますので必要に応じて追加しましょう。

独自ドメインを取得したらDNSを設定する

DNS (ドメインネームシステム) の役割はIPアドレスとURLの紐づけを行い、コンピューターがURLからでもサイトを呼び出しやすいようにしてます。コンピューターは本来URLではなくIPアドレスという数字の文字列からサイトを呼び出しています

DNSの設定を行わないとサイトを検索した時に不具合が出る可能性があるので必ず設定しましょう。登録するには契約したサーバーのIPアドレスが必要です。ドメイン会社によって登録方法が違いますので確認しながら登録しましょう。
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共有サーバーを借りる手順

レンタルサーバーを借りる手順と設定方法について詳しく解説します。作成するサイトに合わせてサーバーを選ばないと不具合が発生しやすくなるので注意しましょう。

サーバープランを選ぶおすすめの方法

サーバーを選ぶ時はどのぐらいのサイトを作成するかを1度考えましょう。特にブログサイトを作成する時は注意したほうが良いと言えます。

時間が無い人はできるだけ安いプランにしましょう。理由は記事の作成は時間が掛かるからです。サーバーは途中で契約を変更できますので、無理して最初から高いプランでスタートするより、様子を見ながら進めたほうが無駄な経費を発生させずに済みます。

ある程度計画がある人や経験者は高いプランでも問題ありません。今回はエックスサーバーでの手順を説明していきます。
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期間によってはお試しで10日間無料キャンペーンが行われています。

お申込み内容入力ページを記入する

プランを決めたあとは個人情報を入力して支払い方法を決めていきます。サーバーによっては3カ月以上の契約が必要になりますので注意しましょう。
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個人情報を送信すれば登録完了です。他のレンタルサーバーでも基本的な流れは同じなので参考にしてください。

登録後の注意点

レンタルサーバーと契約直後、登録したメールアドレス宛にメールが届きます。メールには「サーバーID」「パスワード」など、サーバー管理画面へログインする時に必要な情報が記載されていますので消去しないように注意しましょう。独自ドメインをDNSへ設定する時に必要なホスト名やIPアドレスも記載されてますよ。

独自ドメイン設定をする

独自ドメインでサイトを作成するためにはサーバーに登録する必要があります。まずはログインしてサーバー管理画面へ移動します。
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取得したドメインを入力しましょう。独自ドメイン側でネームサーバーの変更をしていないと追加できませんので、忘れずに変更しておきましょう。特に不備がなければドメインの追加は完了です。
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WordPressを簡単インストールする手順

ドメインの追加と同様でサーバー管理画面からインストールを行います。
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独自ドメインの入力やユーザー名などをすべて入力して「確認画面へ進む」をクリックすればWordPressのログイン画面へアクセスできるURLが発行されます。
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先ほど登録したユーザー名とパスワードを入力すればログインできます。URLを忘れてしまった時はサーバー管理画面の「簡単インストール」の中に記載されているので覚えておきましょう。
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WordPressで簡単インストール画面を記入する方法

簡単インストール時に入力する項目について詳しく解説します。
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「認定対象ドメイン」は取得したドメインを選択しましょう。「サイトURL」の入力項目が2つになってますが、右側は空欄で構いません。左側にトップレベルドメインを含めたすべての文字列を入力しましょう。

「ブログ名」はサイトのタイトルです。変更可能なので仮のタイトルでも構いません。「ユーザー名」「パスワード」はWordPressログイン時に使用します。忘れてしまうとパスワードを再発行しなければならないのでメモを残しておきましょう。

メールアドレスは使用しているアドレスであれば問題ありません。「キャッシュ自動削除」「データベース」はオンのままにしておきましょう。

WordPress (ワードプレス) 独自ドメインまとめ

WordPress
WordPressでサイト運営を始める時に独自ドメインは必ず取得しなければなりません。設定することが多いので途中で諦めたくなるかもしれませんが、1つずつ解決していけば設定することは可能です。

独自ドメインは長く使用すれば検索順位にも良い影響を与えますので、独自ドメインの理解を深めてアクセス数を向上させましょう。

この記事を書いたライター
CMS比較NAVI編集部
CMS比較NAVI 編集メンバーが不定期で更新します。 CMSの最新ニュースからすぐ使えるノウハウまで、わかりやすく紹介します!