NOREN (のれん)ってなに?国内トップクラスのCMSを解説!

業界トップを誇る国産CMSのNOREN (のれん)!ユーザー思いの設計となっており、使いやすさで定評があります。今回はそんなNORENの基本情報をはじめ、テンプレートやプラグインに関することなどを分かりやすく解説していきましょう!

Web制作に必要な専門知識がなくても、独自のWebサイトを構築出来るCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)は、コストや手間が掛からないことから現在多くの企業で導入が進んでいます。

Webブラウザが開けるデバイス(パソコンやタブレットなど)と、通信環境さえあればすぐに使えるCMSですが、数多くリリースされているCMSの中でもとくに選ばれているのが「NOREN」です。今回の記事では、多くの企業が導入しているNORENの基本情報や機能について詳しくご紹介します。

NOREN (のれん)とは?基本情報について

NORENトップページ
NORENは株式会社アシストが2002年からリリースしたCMSで、2014年にはアシストが株主となり株式会社NORENが設立され、導入実績は国内でもトップクラスです。NORENが業界トップを誇っている一番の理由は、「使い続けてもらうための機能を追求している」という点にあります。

誰にでもわかりやすい簡単な操作、思い通りのWeb作成ができる機能の高さ、いざというときに頼れるサポート体制、この3つが揃っているNORENは導入した企業からの評価も高く、他のCMSを使っている企業からの乗り換えも少なくありません。大きなシステム構築から小規模な情報発信まで、NORENは各企業の理想的なCMSとして注目を集めています。

NOREN (のれん)の基本操作

NORENは静的な操作を基本にしつつ、動的な操作にも対応しています。静的・動的というとわかりにくいかも知れませんが、静的とはリアルタイム発信を必要としないページの作成、動的とはリアルタイムな発信が必要なページです。

例えばWeb上で通信販売を行うとき、商品紹介はリアルタイムで更新する必要はありませんが、注文ページではリアルタイムで在庫状況や注文受付の発信をしなければなりません。どちらかに偏ったCMSではページを分けたり、常にオペレーターの配置して手動で対応しなければなりませんが、NORENは一つのページで静的・動的2つの操作が可能なので、管理がしやすく顧客のニーズに合った操作が可能です。

NORENでつくったサイト例

静的操作と動的操作を兼ね備えたNORENは、現在さまざまな業界で導入されています。情報発信と予約のリアルタイムな対応が必要な旅行業界や鉄道業界、素早い反映が重要なネットバンキングなど、顧客の声を第一に考える業界ではすでに大きな成果を得ています。

またNORENを導入したことで情報共有のスピードが上がり、マーケティングや仕事の効率化が進んだ企業も少なくありません。生産性が重要となる工業系企業、時間管理が厳密なテレビ業界、よりよい街づくりを目指す官公庁や市町村役場などでもNORENが活用されています。追求された使いやすさで多くの企業が支持しているNORENは、今後もその活躍の場を広げていくことでしょう。

NOREN (のれん)のインストール

インストールイメージ
NORENはWebを管理するサーバーにインストールされるので、導入前にはサーバーの台数を把握しておかなければなりません。インストールされたサーバーがNOREN本体で、そこから配信される形で他のサーバーに繋がり、外部の人にWebページが公開されます。つまりインストールされるサーバーと外部配信するサーバーを分けて考え、本体になるサーバーにのみNORENがインストールされるのです。

企業内でのみ情報を共有するイントラネットでは、本体サーバーにNORENをインストールしてLANでプライベートネットワークを構築します。管理する情報量(Webページ)が多いほどサーバーの台数が必要なので、インストール前には管理したい情報量を把握しておきましょう。

NOREN (のれん)のプラグイン

プラグインはソフトウェアの機能を拡張するものですが、NORENは独自開発されているので、基本的には要望をNORENへ出してアップデートをしてもらう形になります。自社で構築することも可能ではありますが、その場合は専門知識と経験が必要です。

一見すると少し面倒に感じるかも知れませんが、オープンソースではない、つまりプログラムが簡単に見られないということは、それだけWebサイトがハッキングされにくいということです。無理にプラグインを行うと、Webの操作に支障が出ることもあります。

もし現在NORENの購入を検討しているのでしたら、まずはどのような機能があるのかしっかりと確かめ、機能拡張の必要がないかどうかを判断するようにしましょう。

NOREN (のれん)のテーマ (テンプレート)

NORENを使う人のイメージ
NORENは使いやすさを追求し、購入した企業が安定した自社運営を続けられることを最大のテーマとしています。そのためNORENはあらかじめ数多くのテンプレートを用意し、イメージに合うテンプレートをページ上に配置するだけという、誰にでも簡単にできるWeb作成を可能にしました。もしHTMLやプログラム言語のJavaScriptがわかるのであれば、既存のテンプレート以外にも独自でテンプレートを作成できます。

さらにNORENのテンプレートはリンクを自動生成するので、新しいコンテンツを登録するだけで自動的にリンクができるのも嬉しい機能です。使う人がうっかりやってしまうミスもフォローしてくれるテンプレート機能は、本格的なWeb作成を気軽に続けたい企業にとって、大きな助けになっています。

NOREN (のれん)のセキュリティ

Webを運営する上で、とくに注意しなければならないのがセキュリティです。NORENは独自開発されたプログラムなので高いセキュリティを誇っていますが、さらにそれを強固にしているのがログインの権限や認証です。

コンテンツの作成や変更・削除などの権限は細かく設定ができるので、数人のユーザーからグループ単位の認証まで、幅広く柔軟に対応します。さらに静的HTMLを出力することでデータベースシステムを守り、SQLと呼ばれる不正な攻撃を防ぐことも可能です。

独自開発のプログラムと強固なセキュリティ、そしてシステム管理を外部発注しなくても良いという特徴は、NORENを導入する大きなメリットといえるでしょう。

NOREN (のれん)の価格

NORENの価格は、構築するサイトの規模やドメイン数、NORENを使用する人数によって変わります。さらにNORENをどのように利用したいのかによっても必要な機能が変わるため、それに応じて初期費用の価格も変化します。

例えば少人数で小さい規模のサイトからスタートする場合、利用人数も少なくドメイン数も限られるため、目安となる予算が約1000万円です。サイトを全員参加型にし、利用人数もドメイン数もかなり多くなると目安の予算が約2000万円になります。

もしサイトを訪れる人物像を絞ってデジタルマーケティングを行うのであれば、目的に合った機能を最大限に利用するので、目安となる予算は約3000万円です。NORENは使用する企業に合わせて使い分けることで価格も変わりますので、まずは自社がどのようなサイトを望んでいるのか検討してみましょう。

NOREN (のれん)のよくある質問

NORENの理想とする体制
NORENを購入するときには、各企業がそれぞれに疑問を持ち担当者に質問します。その中でも良くある質問が、構築できるサイトの種類や専門知識の有無、サポート体制についてです。

NORENは大規模なマーケティングサイトから小規模は紹介ページまで、どんなWebサイトにも対応できるので、思い通りのホームページを作成できます。ページ数にも制限がなく、長期に渡って利用できるのも魅力です。

誰にでも操作可能なシステムなので専門知識は必要としませんが、もしもっとNORENを効率よく効果的に利用したいと思ったときには、定期的に担当者が企業を訪問するのでその機会に詳しく相談したり、技術的なノウハウを学ぶこともできます。

購入した後から長くお付き合いが始まるNORENは、Web上だけではなく現実世界でも人脈が広がる理想的なCMSといえるでしょう。

NOREN (のれん)のまとめ

CMSは企業経営を円滑に進めるために必要なシステムですが、使い勝手が悪かったり操作自体が難しすぎると、結局思い通りに使えず放置することにもなりかねません。

ユーザーの使いやすさを第一に考えてリリースされたNORENが、業界でもトップのシェア率を誇っているのは、使い続けるための条件が揃っているからです。ぜひ一度NORENを検討してみてください。

この記事を書いたライター
CMS比較NAVI編集部
CMS比較NAVI 編集メンバーが不定期で更新します。 CMSの最新ニュースからすぐ使えるノウハウまで、わかりやすく紹介します!