「EC-CUBEを使ってECサイトをオープンしたい」「EC-CUBEの詳しい使い方を知りたい」
このようにEC-CUBEの使い方について知りたいと考えている方が多いでしょう。
ここではEC-CUBEでのECサイトオープン経験のある筆者が、EC-CUBEの使い方についてステップ毎に分かりやすく解説していきます。
このページをご覧いただければ、EC-CUBEのインストールからサイトのカスタマイズ方法まで知れて、EC-CUBEを使いスムーズにECサイトをオープンすることが可能になります。
EC-CUBEに興味がある方やEC-CUBEの使い方が分からず悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
まずはEC-CUBE (イーシーキューブ)の動作環境と整えよう!おすすめはレンタルサーバー
EC-CUBEの動作環境について
EC-CUBEでECサイトをオープンするには、EC-CUBEの動作環境を整えることが重要であり、バージョンによって求められる条件が変わるので、EC-CUBEの動作環境を整える場合には注意が必要です。
またデータベースにも動作条件があるので、現状で動作の確認がとれているものを選択し、エラーなどのリスクを回避していきましょう。
それぞれ詳しく説明していきます。
EC-CUBEの動作環境①:バージョンについて
EC-CUBEのWEBサーバーの動作環境では、IS (8.0)とApache (2.2.15)のバージョンが現状では動作確認がとれています。
EC-CUBEのPHPの動作環境については、5.4.39/7.0.9バージョンの動作確認が完了しています。
ただしPHPで正常にECサイトを動かすには、細かい設定などをしなければならないので注意が必要です。
EC-CUBEの動作環境②:データベースについて
EC-CUBEのデータベースの動作環境は、PostgreSQL (8.4.20 / 9.3.6)とMySQL (5.1.73)のバージョンが現状では動作確認が取れているので、こちらを選択しましょう。
ただしデータベースに関しましては、pg_settingsテーブルへの参照権限が必須となるので、EC-CUBEでのご利用の際には注意してください。
簡単インストール機能があるレンタルサーバーがおすすめ
WEBサーバーやデータベースの動作環境の構築に自信の無い方は、レンタルサーバーからEC-CUBEを導入することをおすすめします。
レンタルサーバーには、EC-CUBEを簡単にインストールできる便利な機能を搭載しており、失敗せずにEC-CUBEを始めたいという方はレンタルサーバーを選択するのが無難です。
サーバーの月間料金も1,000円〜程度で済むので、費用を抑えながらEC-CUBEを導入できるメリットもあります。
手っ取り早くEC-CUBEの動作環境を整えたいと考えている方はぜひ、レンタルサーバーを活用してEC-CUBEを導入してみてください。
EC-CUBE(イーシーキューブ)のインストールは簡単5ステップで完了!あわせて注意点も解説
EC-CUBEインストール手順①:公式サイトよりファイルをダウンロード
まずはEC-CUBEの公式サイト (http://www.ec-cube.net/)にアクセスを行い、ページ上部にある無料ダウンロードという項目を選択して、最新版をダウンロードするをクリックします。
次に会員登録の画面に移りますので、EC-CUBEの会員登録がお済みの方はメールアドレスとパスワードを入力しログインを行い、まだお済みではない方は新規メンバー登録をクリックし、必要事項を入力します。
新規メンバー登録での基本情報の入力に関しては、次章で詳しく解説していますので、そちらを参考に手続きを進めてみてください。
EC-CUBEインストール手順②:ダウンロードしたファイルを解凍する
EC-CUBEの公式サイトよりダウンロードが完了しましたら、ファイルを解凍してください。
ファイルを解凍した場合には、下記のようなファイル名が一覧として表示されるはずです。
うまくファイルが解凍できない場合は、もう一度ファイルを公式サイトからダウンロードしてみるなどの対策をしてみましょう。
EC-CUBEインストール手順③:ファイルを専用サーバーにアップロード
次にファイルを専用サーバーにアップロードする作業に移ります。
専用サーバーにアップロードするファイルはapp • html • src • vender • autoload.php • cli-config.phpの6つとなっていますので、ファイルを確認してみましょう。
専用サーバーにアップロードするには、FTPクライアントというツールを使い実施します。
FTPクライアントによるアップロードは、レンタルサーバーによってやり方が若干異なるので、使用しているレンタルサーバーのマニュアル等を参考にして作業を進めてください。
またFTPクライアントでのアップロードは、ファイルの数の関係から時間がかかる場合があるので、覚えておきましょう。
EC-CUBEインストール手順④:MySQLを準備する
次にMySQLの準備を行うステップに入ります。
MySQLの作成はレンタルサーバーの標準搭載の機能となっているので、簡単に行うことが可能です。
ただしレンタルサーバーの種類によって、若干MySQLの準備手順が異なりますので、詳しい準備手順に関しては利用してるレンタルサーバーのマニュアルを参考にすることをおすすめします。
始めに利用するレンタルサーバーにログインし、MySQLの設定からMySQLの追加をクリックします。
次にデータベース名を半角16文字以内で入力し、ユーザー登録画面に移動してユーザーとパスワードの設定を行います。
後はMySQL一覧より先ほど追加したMySQLを選択して、クリックボタンを押せばMySQLの準備は完了となります。
EC-CUBEインストール手順⑤:インストールをする
最後にインストールの実行を行います。
http://〇〇/html/install.phpのURLの〇〇部分にアップロード先のホスト名とディレクトリ名を入力し、プラウザで起動させます。
そうするとインストール画面に移りますので、送信を承諾する→次へ進むの順でクリックを行います。
あとはEC-CUBEの指示に従い、店名や管理パスワード等の情報を入力すればインストール完了です。
また管理画面を表示するをクリックして、設定したログインIDとパスワードを入力すれば作成してサイトにログインできます。
EC-CUBE (イーシーキューブ)の管理画面で基本情報を入力しよう!入力は5分で終わります
9つの項目を間違いのないように入力しましょう
EC-CUBEの会員登録で必要な基本情報は以下の通りです。
- 会社名
- お名前
- 都道府県
- メールアドレス
- 職種
- 業種
- 希望するメールアドレス
- メールマガジンが必要かどうか
こちらの情報は後で変更できないため、お間違いのないように入力し、しっかりと入力内容を確認することをおすすめします。
またEC-CUBEを利用するには、利用規約に同意する必要があるので、記載事項を確認して同意するをクリックすれば完了となります。
仮登録メールを受け取りEC-CUBEの登録完了です
EC-CUBEに必要情報を入力し完了画面に移ると入力したメールアドレスに仮登録メールが届きますので、仮登録メールを確認し、案内に従い指定したURLにアクセスします。
仮登録メールのURLにアクセスが完了すれば、EC-CUBE会員の本登録が完了となります。
後はEC-CUBEの公式サイトより無料ダウンロードを選択し、最新版のファイルのインストールを行います。
詳しいEC-CUBEのインストール手順については、前述していますので、そちらをご参考ください。
EC-CUBE (イーシーキューブ)の決済方法は多数あり!よく使われるクレジット決済が重要
ユーザーの半数以上が利用するクレジット決済は導入が必須
EC-CUBEでECサイトを作成するには、決済手段を導入する必要があります。
ネットショッピングでユーザーが使用する決済方法は、約半数がクレジットによる決済を利用しており、無理にすべての決済手段を導入する必要はありませんが、最低限クレジット決済の導入は必須になります。
ユーザーはECサイトで希望する決済手段が無かった場合は、他のECサイトに移動してしまうというデーターもあり、機会損失に繋がる可能性があるので、半数以上が利用するクレジット決済はかなり重要です。
売り上げが伸びるECサイトを作成するためにぜひ、クレジットカード決済を導入してみてはいかがでしょうか。
決済方法の導入は簡単3ステップで完了
決済方法の導入は簡単3ステップで完了するのでおすすめです。
- 1始めに導入したい決済サービスのテストアカウントを発行して資料請求を行います。
- 2 次に申し込みをしたら導入可能かどうかの審査が行われるので、結果が送られてくるのを待ちます。
- 3 審査が通りましたら、IDが発行されるので決済サービスの会社の指示に従い、システムを組み込めば完了です。
このように決済方法は簡単に導入可能なのでぜひ、ECサイトを作成する場合は検討してみてください。
EC-CUBE(イーシーキューブ)でデザインをカスタマイズしてみよう!プロ仕様のテンプレートもあり
EC-CUBE (イーシーキューブ)は自由にカスタマイズが可能
EC-CUBEではサイトのデザインを自由にカスタマイズできるのが魅力です。
EC-CUBEのカスタマイズ機能を活用して、自社オリジナルのサイトデザインを作成することが可能なので、こだわりを持ってECサイトをオープンしたい方におすすめとなっています。
ただしカスタマイズには専門知識が必須となりますので、専門知識を持ち合わせていないという方はテンプレートを利用してカスタマイズするのが賢明です。
有料テンプレートでプロ仕様のデザインに5分で適用できます
EC-CUBEには有料のテンプレートが充実しており、どれもプロ仕様のデザインとなっているので、手軽に本格的なデザインのECサイトを作成したい方におすすめです。
また有料テンプレートは、わずか5分の手続きで自社ECサイトに適用できるので、気軽に購入できるのも魅力となっています。
本格的なデザインのECサイトをオープンしたいという方はぜひ、EC-CUBEの有力テンプレートを活用してみてください。
EC-CUBE(イーシーキューブ)での公開前の動作確認は必須!チェックすべきポイントを解説
サーバーが正常に起動しているか確認
サーバーが正常に起動していないと、そもそもECサイトの管理システムなどが使えなくなってしまします。
EC-CUBEでECサイトを公開する前に必ず、管理システムやフロントシステムが正常に作動するのかしっかりと確認しておきましょう。
サーバーにエラーが出る場合などは、バージョンが対応しているか確認し、どうしても原因が不明な場合は公式サイトにお問い合わせすることをおすすめします。
スマホとPCでデザインが崩れていないか確認
テンプレートを使用した場合はデザインが崩れる可能性は低いですが、自社でデザインのカスタマイズをした場合にはスマホとPCでデザインが崩れてしまうケースがあるので、注意しましょう。
自由にカスタマイズする場合には、その都度デザインが崩れないレスポンスデザインになっているかどうかしっかりと確認することが重要です。
無料デモサイトで確認!EC-CUBE(イーシーキューブ)の使い方を体験してみよう
無料デモサイトではフロント画面と管理画面の体験が可能です
EC-CUBEではいきなりの導入に不安がある方に向けて、無料デモサイトを提供しており、無料デモサイトを活用すればどのような画面で管理などを行うのか事前に体験できるメリットがあります。
無料デモサイトで体験できるのは、フロント画面と管理画面の2つとなっています。
EC-CUBEを始めようか悩んでいる方はぜひ、無料デモサイトでEC-CUBEの良さを実感してみてください。
会員登録やショッピングの流れが分かるフロント画面
フロント画面では、訪れたユーザーがどのような流れで会員登録やショッピングが楽しめるのかが体験できるようになっています。
ユーザーが使いやすく満足でき、リピーターになってくれるECサイトを作成するためにもぜひ、無料デモサイトのフロント画面を確認してみてください。
商品登録や売上管理、顧客管理の操作ができる管理画面
管理画面では、ECサイトを運営する場合に使用する管理画面を確かめられます。
管理画面は効率良くECサイトを運営するのに重要な役割を果たしているので、無料デモサイトを活用して一度確認することをおすすめします。
無料デモサイトを利用する場合の注意点について
無料デモサイト利用サイトを利用するにあたっての注意点が2つあります。
注意点を確認しておかないと、個人情報が漏洩するなどのリスクがあるので、事前にしっかり把握しておきましょう。
注意点①:実際の名前や住所の入力は厳禁
無料デモサイトで個人情報を入力してしまうと、別の場所に入力した情報が送信される場合があるので注意が必要になります。
一応デモサイトでの送信機能は停止していますが、万が一のことを考え個人情報は入力しないようにしましょう。
注意点②:一部機能には制限があり
無料デモサイトではフロント画面と管理画面を体験できますが、実際に使用できる機能に一部制限があるので覚えておきましょう。
無料デモサイトで利用できなかった部分は、実際にインストールして試してみることをおすすめします。
まとめ:EC-CUBE(イーシーキューブ)を使ってECサイトを公式オープン!
EC-CUBEは手軽にインストールが可能であり、プロ仕様の本格的なデザインの有料テンプレートが充実していることが理解していただけたと思います。
本記事がEC-CUBEを活用した本格的なECサイトをオープンの助けになれば幸いです。