ECサイト作成時に人気のある「CS-Cart」。企業間取引にも使用できるので導入している人も多いです。
ただ費用や使い方に関してはわかりにくい部分もありますので、CS-Cartの基本情報からよくある疑問までを解説していきます。
CS-Cart (シーエスカート)とは?基本情報について
CS-Cartは「多言語機能」「他通貨対応」など海外にも対応したECサイトを作成できるCMSです。企業間取引に対応している「マーケットプライス版」や通常のECサイトには「通常版 (CS-Cart)」と用途に合わせてプランを選べるのも特徴の1つと言えるでしょう。また自社サーバーにインストールをする買い切りタイプのプランと、レンタルサーバー付きの月額料金タイプを選択できます。自らカスタマイズすることも可能なのでオリジナルのECサイトを作成できるでしょう。
CS-Cart (シーエスカート)の基本操作
CS-Cartはお客様の管理やサイトのデザイン変更など、ECサイトに関わるすべての操作をダッシュボードから行えます。
1のほうでは注文一覧やブログ作成などを行えます。販売レポートの確認やメルマガの配信などもできるので、売り上げアップに繋げることも可能と言えるでしょう。商品の追加やお客様情報を管理することも可能です。
2のほうでは主に基本設定やサイトのデザイン変更できます。管理が難しい支払い方法や配送方法を細かく設定できるので売り上げ管理に役立つでしょう。また海外に対応しているCMSなので言語や通貨の設定もできます。海外向けのECサイトを作成したい人にとっては便利な機能と言えるでしょう。
CS-Cartは通常では複雑だと感じる作業も、簡単に設定できますのでいろいろと試してみましょう。また事前に使用感を試してみたいという人はデモ操作を体験してみるのもアリでしょう。デモはCS-Cartのホームページから操作画面へ移動できます。「マーケットプライス版」と「通常版」のどちらでも体験することが可能なので1度試してみましょう。
CS-Cart (シーエスカート)で作成したサイト例
CS-Cartを導入して作成されたECサイトがありますので、「マーケットプライス版」「通常版」の両方を紹介いたします。
「cowtoco」はマーケットプライス版を導入して作成されたECサイトです。画面の左上で言語を変更できるようになっています。
マーケットプライス版は企業間取引に特化していますので、業者専門のようなシンプルなページ作りをしていることが多いと言えるでしょう。
こちらは通常版の導入事例です。ショップ名は「モーム」。マーケットプライス版とは違い「お買い物Q&A」「返品について」など一般のお客様にもわかりやく買い物ができるようなサイトの作りになっています。
カテゴリーが細かく分かれているので、商品が探しやすくなっています。
CS-Cartの導入事例を一部紹介しましたが、マーケットプライス版が約1,300件、通常版が約35,000件の導入実績があり、多くのECサイトがCS-Cartで作成されています。
CS-Cart (シーエスカート)のインストール
CS-Cartのインストールが必要なのは買い切りタイプの場合のみとなりますので覚えておきましょう。CS-Cartのホームページにアクセスしてダウンロードをクリックします。
「マーケットプレイス版」と「通常版」が選択できますので使用したいプランを選択しましょう。
個人情報を入力して「送信」をクリックすればダウンロードが開始されますので、レンタルサーバーへインストールすれば使用可能になります。
CS-Cartの動作確認ができているレンタルサーバーの以下の6つです。
これら以外のレンタルサーバーを使用している人はインストール前にCS-Cartの「お問い合わせ」から確認したほうが良いと言えるでしょう。
月額料金制のレンタルサーバー付きプランもあります。こちらはCS-Cartを使用できる状態で始めることが可能なので、インストールをするのが不安な人はレンタルサーバー付きを選択するのもアリでしょう。
CS-Cart (シーエスカート)のアドオン
CS-Cartのアドオンは標準で75個搭載されています。「SEO」「バナー管理」などがあり、導入直後から売り上げに関わってくるアドオンが使用できるようになっています。アドオンは追加することが可能なので、新しい機能が必要になった時には探してみると良いアドオンが見つかるかもしれません。
新しいアドオンを追加する時は、CS-Cartのトップページにある「機能」→「アドオン」と選択すればアドオンを購入できる画面へ移動します。必要なアドオンを見つけた時はクリックすれば購入画面へ移動するので金額を確認してから購入しましょう。
無料のアドオンもありますが、アドオンは5,000~15,000円ほどしますので慎重に購入したほうが良いと言えるでしょう。「アドオンをもっと見る」をクリックすればさらに多くのアドオンを見れます。
CS-Cart (シーエスカート)のテーマ
CS-Cartには標準で2つのテーマが搭載されています。エディター機能で自分の好みに合わせてテーマをカスタマイズすることも可能なので、オリジナルのデザインでECサイトを作成できるでしょう。また新しいテーマを購入することもできます。
購入できるデザインテンプレートの種類は8種類で金額はすべて20,790円(税込)です。有料のデザインテンプレートを使用すると効率良くECサイト作りを進められるので、「デザインに時間を掛けたくない」「見た目の良いサイトを作る自信がない」という人におすすめです。
CS-Cart (シーエスカート)のセキュリティ
CS-Cartは管理者用のアカウントを複数作成できます。またアクセス制限を細かく設定できるのでアカウントの管理も安全に行えるでしょう。大人数で管理する場合は役割ごとにアクセス制限をしておけば、誰がどのページを操作できるのかが分かりますので安心して運営できるでしょう。
またログインする時に入力間違いを複数回した時に一定時間ログインできなくなる「アクセスブロック」やパスワードの有効期限を決めて定期的に変更しなければならないように設定できます。
CS-Cart (シーエスカート)の費用
CS-Cartは買い切りタイプとレンタルサーバー付きタイプでは支払い方法が違います。
*パッケージ版 (買い切りタイプ、インストールが必要)
- 通常版 99,800円 (税別)
- マーケットプライス版 498,000円 (税別)
*サーバープラン (レンタルサーバー付きタイプ、インストール不要)
- 初期費用 5,500円 (税込)すべてのコースに掛かります。
- スタンダード 月額15,100円 (税込)通常版
- プレミアム 月額25,300円 (税込)通常版
- マーケットプレイス 月額40,700円 (税込)マーケットプレイス版
買い切りタイプのほうが安く済みそうな気がしますが、サービス内容が違ってきますのでどちらが良いとは一概には言えません。それぞれに良いところと悪いところがありますので、使い方に合ったプランを選択しましょう。
CS-Cart (シーエスカート)のよくある質問
CS-Cartは無料で使える?
正確には30日間のお試し期間があるだけです。CS-Cartを使用する時は有料になりますので注意しましょう。またサーバープランについては最低契約期間が6カ月であったり、プランの変更が「スタンダード」から「プレミアム」に変更することしかできなかったりします。
また複数サイトを作成したい時は新たに契約しなければなりませんので覚えておきましょう。
CS-Cart (シーエスカート)のまとめ
CS-Cartは有料ですが、ECサイトを作るには適したCMSと言えるでしょう。また海外向けのECサイトも簡単に作成できるので商売の幅も広がります。使い方はそれほど難しくありませんので、ECサイトを作成してみたい、または既存のサイトを変更したいと言う人はCS-Cartを試してみましょう。