予算に合わせてサイトの作成ができる「Jimdo」。プランが豊富でサイトの立ち上げも簡単にできるので、初心者にも人気があるCMSの1つと言えます。ただ「Jimdoと他のCMSの違いがわからない」「Jimdoにどのような機能があるのか知りたい」という悩みを抱えることも。
そこで今回はJindoでホームページの作成を行うときのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。またJimdoの評判についても触れていきますので、Jindoの利用を考えてる人は参考にしてください。
Jimdo (ジンドゥー) の長所と評判
レイアウトを簡単に変更できる
Jindoは「HTML」「CSS」といったサイトを構築するプログラミング言語を使用しなくても、直感的な操作でレイアウトを変更できます。
「レイアウトを変更したい場所にカーソルを合わせる」「メニューから作業内容を選択する」と、レイアウトを変えるのに必要な工程は2つだけです。専門的知識が無くてもサイトのデザインを変更できるので、パソコンが苦手という人でも好きなデザインのサイトを作成できるでしょう。また変更だけでなく写真や記事の追加も簡単に行えます。
AIビルダーを使えばホームページが自動で完成する
Jimdoはいくつかの質問に答えるだけで、ホームページのデザインを自動で考えてくれるAIビルダーを使用できます。
どのようなホームページなのかを詳しく聞かれるので、自分のイメージしてるサイトに限りなく近いデザインになる可能性が高いです。「デザインを考えるのが苦手」「とにかく早くサイトを作りたい」という人はAIビルダーを使用すれば、簡単にサイト運営を始めらるでしょう。
フリー版なら無料で利用できる
Jimdoには期間無制限で使用できる無料プランが用意されています。
「とりあえずホームページを作成してみたい」「Jimdoの有料プランを利用する前にお試しで使いたい」という人にはおすすめのプランと言えるでしょう。Jimdoの広告がサイト上に表示されるので、本格的なサイトの作成には向いてません。
また独自ドメインの取得ができないといったデメリットもありますが、最低限の機能は揃っているので、無料プランでも見栄えの良いサイトが作成できますよ。
日本語フォントの数が多い
Jimdoではサイトの雰囲気を大きく変えられる日本語フォントを多数使用できます。
*日本語フォント数 (モリサワフォント)
- 無料版=無し
- PRO版=15書体
- BUSINESS版=176書体
日本語フォントを使用するには有料になりますが、書体を変更するだけで記事の閲覧時間が伸びることもあるので、日本語フォントが多いJimdoはアクセス数を増やしたい人にとっておすすめのCMSと言えるでしょう。
デザインテンプレートがレスポンシブ対応
レスポンスシブとは画面の大きさによって、サイトの表示サイズを自動で変更することです。本来であれば手動でコードを入力して表示方法を変更しなければなりません。
しかしJimdoのテンプレートは、パソコンやスマホに適したサイズに自動変更される機能が付いてるので、何も気にせずサイトの作成に取り掛かれます。「プログラミング苦手」「できるだけサイトの作成は短時間で終わらせたい」という人はJimdoでサイトを作成しましょう。
SSL対応への変更が無料
SSL化とはサイトのアドレスを「http」→「https」へと変更することです。アドレスを「https」に変更するとサイトを見る時の通信データが暗号化されるため、セキュリティを強化できます。Googleはサイトの順位を決める時に「安心・安全」を重視してると言われてますので、検索順位を向上させるためにSSL対応は重要な項目と言えるでしょう。
本来SSL化は有料なのでJimdoでサイトを作れば、「検索順位を上げたいけど予算がない」という悩みを軽減できます。
スマホ・タブレット上からも編集できる
サイトの作成はパソコンが必要というイメージがあります。しかしJimdoではホームページの作成ができる無料アプリが配信されてるので、パソコンがなくても問題ありません。
*文章の編集画面
新規登録からサイトの装飾、記事の更新やネットショップの運営まで通常であれば、パソコンが必要となる作業をスマホやタブレットだけで行えます。
ホームページ内にショッピング機能を追加できる
Jimdoではサイトを作成すると同時にネットショップを開けます。無料プランでも使用できますし、追加料金も一切ありません。
またプランを上げるごとにより多くの商品登録が可能になるので、ネットショップの運営を考えてる人にとってJimdoのショッピング機能は魅力の1つと言えるでしょう。
Jimdo (ジンドゥー) の評判を低くしている短所
日本語サイトに最適化されていない
Jimdoは日本ではなくドイツで開発されたサービスです。そのため日本で開発されたCMSと比べてわかりにくいと感じることもあるでしょう。しかし2019年3月にJimdoのロゴが「ジンドゥー」とカタカナに変更されましたので、日本向けのサービスが向上する可能性も十分にあります。
サポート窓口がメールのみ
Jimdoは電話サポートがありません。またチャットサービスもないので、わからないことやトラブルがあった時はすべてメールで問い合わせる必要があります。
サポート窓口の対応時間
- 10:00〜18:00 (月〜金) 土日祝は休み
メールを受け付けてるサポート窓口の対応時間も、長いとは言えません。Jimdoのホームページ内にあるトラブル解決法をまとめたページに記載されてなければ、トラブルはほぼ自分で解決することになるでしょう。
*トラブルの解決方法が記載されているページ
無料版は長期間ログインしないとデータが消える
無料版は180日以上ログインしないとデータを消去される可能性があります。頻繁に更新するブログサイトであれば、長期間ログインしないというのは考えにくいですが、事業用サイトの場合、作成した後に手を加えないこともありえるでしょう。
Jimdoの無料版でサイトを作成した時はデータを消去されないように、「最低でも1カ月に1度はログインする日を決める」というような対策が必要になります。
他のCMSに移行しづらい
Jimdoではエクスポート機能が付いていないので、Jimdoのデータを取り出すことはできません。そのため他のCMSに移行する時は手作業でコピペを繰り返すことになります。
Windowsを使用してる人は「HTTrack Website Copier」というツールでJimdoのデータを取れますが、「Macを使っている」「HTTrack Website Copierの使い方がわからない」といった人にはJimdoから他のCMSに移行するのは難しいと言えるでしょう。
*「HTTrack Website Copier」のダウンロードページ
テンプレートのデザインにあまり違いがない
Jimdoのテンプレートは種類も多くデザインも悪くはありません。
ただJimdoで選べるテンプレートはデザインが似てますので、Jimdo内で気にいったデザインがない時は自分でカスタマイズをする必要があります。「独自レイアウト」でコードを入力すればデザインの変更は可能ですが、プログラミングができない場合はデザインの変更をあきらめるしかありません。
評判からわかるJimdo (ジンドゥー) がおすすめな人
Jimdoはある程度知識があり自分でサイトの作成ができる人におすすめと言えるでしょう。Jimdoのデメリットは「サポートや情報が少ない」「デザイン性の高いサイトが作りにくい」ことなので知識があれば特に困ることはありません。
またサイトの作成に時間や予算を掛けたくないという人にもおすすめです。ショッピング機能やSSL化など本来有料である機能をJimdoでは無料で使えますし、初心者でも簡単にサイトを作成できるので時間が掛かることもないでしょう。
Jimdo (ジンドゥー) の評判まとめ
Jimdoは豊富な機能が備わっていますし、パソコンが無くてもスマホ1台あればホームページを作成できる便利なCMSです。ただしある程度知識が無いと解決できないこともあるので、まずは無料版のJindoを試してから有料版への変更を検討するのが良いでしょう。