WordPress (ワードプレス)で言語を使用すると個性的なサイトが作れる|プログラミングと多言語化

WordPress (ワードプレス) のプログラミング言語と他国の言語への対応方法を紹介します!どのような言語が運用に役立つのか、また他国の言語への対応のさせ方はどうやるのか、プラグインなども紹介しながら説明します!

プログラミング言語を知らなくてもサイトの作成ができるWordPressは、初心者でも簡単にデザインの変更ができるため人気があります。

しかし「トラブルが発生した時にコードの書き方がわからず解決できなかった」「デザイン変更したいけどコード入力が必要だったためあきらめた」とプログラミング言語が必要な時に頭を抱えることもあるでしょう。

そこで今回は、知っていると役に立つWordPressで良く使うプログラミング言語について紹介していきます。また海外のユーザーに対応したサイトを作成する時に役立つ、多言語化についても詳しく説明しますので、参考にしてください。

WordPress (ワードプレス) 運用で言語を知っていることのメリット

メリット
WordPressでサイトを作成する時にプログラミング言語を知っていると、より自由にサイトの作成ができます。CMSによってはカスタマイズできないこともありますが、WordPressにはカスタマイズをするのに制限はありません。プログラミングの知識が豊富なほどWordPressでは個性的なサイトの作成したりトラブルを解決できたりします。

またサーバーを移転する時もスムーズにできますので、プログラミングはできるだけ知っていたほうが良いと言えるでしょう。

WordPress (ワードプレス) 運用で役立つ4つの言語

1.HTML

HTMLは主に文字の装飾や大きさを変更するために使用します。またリンクやお問い合わせページの作成もできるサイトの土台を構成する言語と言えるでしょう。WoredPressでは見出しや文字の装飾をボタン1つで行えますが、HTMLを覚えればテキストエディタでプログラミングコードを入力できるため、より自分好みの記事を作成できるでしょう。

2.CSS

CSSは主にサイトのデザインを変更するために使用します。テーマのカスタマイズ画面からサイト全体の色や文字の色を変えることはできますが、CSSでコードを入力すれば一部分だけデザインを変えるといった、より細かい変更も可能になります。

また記事内の装飾をする時にもCSSを使用することがあるので、テーマのデザインだけでは物足りない人にとっては重要なプログラミング言語と言えるでしょう。

3.JavaScript

JavaScriptは動的コンテンツを作成するために言語です。スマホでサイトを閲覧する時によく見る3本線のメニューマークや、右下に出てくるトップへ戻るボタンはJavaScriptで作成してることが多く、また動画を挿入する時に使用することもあります。

JavaScriptを使用すればWordPressのテーマに動的コンテンツを追加することも可能になります。HTMLやCSSと比べてコードの記述が多いので難しく感じますが、覚えればいろいろな場面で役に立つでしょう。

4.PHP

PHPはサーバーサイドで使用されるスクリプト言語 (アプリケーションソフトウェアを作成できる簡易的な言語) です。PHPはWordPressのテーマを作成する時に使用されてる言語なので、覚えれば「テーマのカスタマイズや作成」「プラグインの作成」ができるようになりますよ。

またPHPはプログラミング言語の中でも難易度が低いと言われてるので、WordPressでサイトの作成を行いながら少しずつ覚えていくのもアリと言えるでしょう。

WordPress (ワードプレス) の多言語プラグインの設定とは

多言語プラグインとは、日本語を読めない外国の人でも日本語サイトを読めるように、サイトの文章を他国の言葉に変更できるプラグインのことです。

しかし多言語プラグインでは基本的に、日本語の記事と英語の記事といった形で2記事の投稿をしなければなりません。多少面倒ではありますが、2記事を作成することでブラウザの言語設定に合わせて、自動でサイトの表示を変更できるようになります。そのためユーザーはサイトにアクセスするだけで、自分が読める言語に変換された記事を読めます。

WordPress (ワードプレス) の多言語プラグインの種類

多言語プラグインは3種類あります。

*多言語プラグインの種類

  • 日本語と英語それぞれの記事を作成して投稿するタイプ
  • 同じページ内に日本語と英語を入力するタイプ
  • Googleやマイクロソフトの自動翻訳を使用するタイプ

自動翻訳を使用して投稿するタイプのプラグインは、日本語の記事を作成すれば良いだけなので、他のプラグインと比べて作業が格段に減ります。しかし自動翻訳の精度が良くないため、今では使用されることはほぼありません。

WordPress (ワードプレス) のページを多言語に切り替えできるプラグイン

1.Bogo

「Bogo」は100か国語以上の言語に対応するページを用意できるプラグインです。希望の言語を選択するだけで変更できるので、難しい操作はいりません。
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言語を選択するページです。
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記事の複製をすることで、同じ内容の記事をクリック1つで読み分けられる優れものです。またそれぞれの国にあったURLに変換してくれるので、海外SEO対策もできますよ。

2.Multilingual Press

「Multilingual Press」は対応している言語が170種類以上あるプラグインです。他のプラグインで扱っていない言語が選択できるのが強みと言えるでしょう。
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ただWordPressのバージョンによってはインストールできないこともあるので、覚えておきましょう。機能を増やせるPro版 (有料) もありますよ。

3.Multisite Language Switcher

「Multisite Language Switcher」は管理画面の言語や記事言語の設定を行えるプラグインです。言語だけの機能に特化してるため他のプラグインとの不具合が発生しにくいと言えるでしょう。
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ただしサイトをマルチサイト化していないと「使用できません」と警告文が出てくるので、「Multisite Language Switcher」を使用する時は、先にマルチサイト化の設定を済ませておきましょう。マルチサイト化されていれば管理画面に「Multisite Language Switcher」の設定できる項目が追加されます。

4.Translate WordPress with GTranslate

「Translate WordPress with GTranslate」はインストールして翻訳したい言語を選ぶだけで多言語化できる便利なプラグインです。
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言語を設定する画面です。
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他のプラグインと比べて作業は各段に少なくなりますが、自動翻訳のため自分の意図とは違う形で訳される可能性があるので注意しましょう。

5.WPML

「WPML」はユーザーが使用している端末に合わせて言語の切り替えができるので、言語の設定さえしておけば海外での閲覧数が確保できます。また自動翻訳ではありませんが、ページの複製がクリック1つで行えますので、言語が違うページを作成する負担が軽減されますよ。

有料のプラグインなので、年間29ドルから159ドルの中から自分に合ったプランを選択しましょう。
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料金プランの画面です。
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6.qTranslate X

「qTranslate X」は同じ画面上で違う言語の記事を作成できるプラグインです。設定はほぼ必要ありませんので使用前に困ることは少ないと言えるでしょう。
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日本語表示の作成画面です。
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英語表示の作成画面です。
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記事はすべて手作業で作成します。またプラグインの削除をした場合、両方の言語が表示されたという事例があるので、「qTranslate X」を削除する時は「qTranslate X Cleanup and WPML Import」という削除専用のプラグインを使用しましょう。

8.Polylang

「Polylang」は2か国語以上の記事を作成することで多言語表示できるプラグインです。「Lingotek」という自動翻訳ツールがあり、「Polylang」と合わせて使用すれば記事を複数作成する必要はありません。
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使用できる言語は40種類以上。メニューやウィジェットも多言語化できるので使いやすいですよ。

WordPress (ワードプレス) の言語まとめ

WordPressの言語はプログラミングと他国の言葉という2つの意味があります。それぞれにサイトの魅力を向上させる役割がありますので、使い方や利用方法を覚えてサイトを充実させていきましょう。

この記事を書いたライター
CMS比較NAVI編集部
CMS比較NAVI 編集メンバーが不定期で更新します。 CMSの最新ニュースからすぐ使えるノウハウまで、わかりやすく紹介します!