WordPressを使い、企業PRやネットショップなどビジネス目的でサイトを作りたいと考えているが、どのテンプレートを使えばわからないとお悩みでしょうか。WordPressには、無料・有料問わず数多くのテンプレートがあり、目的に合わせて理想のひとつを選ぶことが大切です。
今回は初めてビジネスサイトを作る運営者のために、おすすめのWordPress向けテンプレートを紹介します。これを読めば、有力テンプレートを比較し、理想を見つけるきっかけがつかめるでしょう。
ブログ向け (個人サイト向け)WordPress (ワードプレス)おすすめ無料テンプレート3選紹介
Cocoon
Cocoonは、無料テンプレートながら、機能が充実していると話題です。「わいひら」という日本人が開発しており、有料テンプレート顔負けの使いやすさで多くの支持を受けています。
日本語のマニュアルで使い方を学べ、エディター補助機能やショートコード利用による商品リンク作成など、慣れれば簡単に使える機能が満載です。多様な設定方法でこだわりのデザインを実現しやすいといえます。
以上からCocoonは、アフィリエイトやネットショップを始めたい人の味方になれるでしょう。
Stinger
Stingerはカスタマイズの細かさや、スマートフォン用にレイアウトを自動で適応させられるレスポンシブ機能などで人気のテンプレートです。
デザインのカスタマイズはカラーや文字の表示を細かく設定でき、YouTube動画も手軽にアップロード可能です。機能性が充実しているため、少ないプラグインでスムーズな作業ができます。
広告もクリックしてもらいやすい場所に載せられるうえ、SEOにも強くなれるので、ブログのアクセスアップを狙いたい人が使えるテーマでしょう。
LION MEDIA
LION MEDIAは、導入するだけでSEOへの適応性をサイトに与え、わかりやすいデザインをプログラミング知識なしで作れる便利なテンプレートです。
WordPressには多数のプラグイン機能がありますが、多くを必要とした結果サーバーが重くなると悩む人もいるでしょう。LION MEDIAはレスポンシブデザインやパンくずリスト、問い合わせページなど細かい機能が最初に備わっており、プラグイン節約にも使えます。
以上からLION MEDIAもCMS初心者の味方になれます。ブログの長期運営を考えている人には要注目でしょう。
ブログ向け (個人サイト向け)おすすめ有料テンプレート4選紹介
AFFINGER5
AFFINGER5は、アフィリエイトで本格的に稼ぎたい人におすすめのテンプレートです。買い切り型ながら、ユーザーは複数のサイトに使い回せるなど幅広い用途を望めます。
編集時の補助機能が充実しており、デザインやレイアウトのカスタマイズも柔軟に行います。SEOや広告設定もさまざまな機能を使って適切な場所に置けるので、制作時の苦労を減らせるでしょう。以上からAFFINGERは、個人でビジネスを始める人に向いているテンプレートです。
JIN
JINは、初めてブログを作る人でも、シンプルな手順で仕上げられるテンプレートです。HTMLやCSSなどの予備知識が少なくても、ブログをおしゃれにできます。ボタンひとつでデザインを切り替えられるなど、簡単な手順がウリです。
エディター機能も解説ボックスや比較表、吹き出しなど、情報をわかりやすく伝える方法が満載です。広告の管理機能なども充実しているので、収益化モデルも素早く作れるでしょう。JINならパソコンに慣れていない人でも、手早く事業用サイトを作れます。
STORK
STORKは豊富なカスタム機能のおかげで、初めてのブログ作りをスムーズに進められるテンプレートです。簡単な設定でレスポンシブ機能を実現し、スマートフォン向けのレイアウトを素早く作り出せます。
スマートフォン専用のグローバルメニューも設けられるなど、柔軟な設定を手軽に行えます。有料テンプレートですが、ネットショップやブログを始めたばかりの人におすすめでしょう。
SANGO
SANGOはサイト運営経験が浅い人でも、簡単なカスタマイズで本格的に仕上げられるテンプレートです。ブログ作成に必要な踏み込んだ機能もまとまっており、機能の限界に泣くリスクも最小限に抑えています。
デザインはやさしくて自然味のあるテイストが目立つので、女性向けのネットショップにも役立つでしょう。カスタマイズの難易度も低いので、限られた時間でも作業を大きく進められそうです。
ホームページ向け (企業サイト向け)WordPress (ワードプレス)おすすめ無料テンプレート7選紹介
Lightning
ビジネスホームページ作りに慣れるには、Lightningの使用がおすすめです。WordPress向けの無料テンプレートとして人気が高く、作り方のテキストが出版されるほどの注目度です。
Page Builder By Site Originというプラグインでページにウィジェットを埋め込めるなど、柔軟なカスタマイズができます。企業PRサイトのローコスト運用には、Lightningのような無料かつ充実したシステムが大切でしょう。
onePress
onePressは海外製ですが、美しいビジュアルのサイト作りに有用なテンプレートです。読者はアクセス直後のトップページの雰囲気を第一印象として大切にしがちなので、優美なデザインで心をつかみたい運営者には要注目です。
有料版の「onePress Plus」もありますが、無料版でも必要最低限のカスタマイズなど、機能は申し分ありません。企業の魅力を存分にアピールしたい運営者におすすめできます。
Sydney
Sydneyは動的アプローチを中心に、ブログやサイトに活気を与えられるテンプレートです。プラグインなしでヘッダーなどさまざまな場所を細かく設定できるほか、SEO対策も入るなど、サイト作りの苦労を和らげる仕掛けが満載です。
レスポンシブ対応なので、スマートフォンからアクセスする人にも見やすいサイトを作れます。ベンチャー企業のような新感覚の事業をアピールしたいサイト運営者におすすめです。
Habakiri
Habakiriは、レスポンシブ対応のテンプレートで、プログラミング知識がない人でもスムーズにサイトを作れます。Bootstrapというプログラミングコードのフレームワークをベースとしており、複雑な作業がいりません。
WordPressの管理画面からもダウンロードできるので、初期作業時間の短縮にも効果があります。アイコンフォントも複数使えるなど、奥行きのある機能性に注目しましょう。
Xeory Extension
Xeory Extensionは、企業PRに加え、コンテンツマーケティングに力の入ったテンプレートです。5種類のベースカラーや2列までのカラム設定など柔軟にカスタマイズできます。
ダウンロードには、Xeory公式サイトでのメールアドレスやパスワードなどの設定が必要です。しかし一度WordPressにインストールできれば、GoogleやSNSとの連携やレイアウト設定などが簡単な手順でできます。
以上からXeoryは、おしゃれな公式ホームページを無料で作りたい人に役立つでしょう。
Shk Corporate
Shkは、スピーディに会社やネットショップのホームページを作りたい人におすすめです。インストールなどにお金がかからないうえ、直感的な作業がほとんどなので、あっという間にサイトを作り上げられる人が多いでしょう。
機能が必要最低限レベルなので、本格的なサイトを作りたい人には合わないかもしれません。しかし急ぎの用がありながら、とにかくホームページのベースを手に入れたい人には選ぶ価値があるでしょう。
BizVektor
BizVektorは、レスポンシブ機能を備えたテンプレートの一種です。ホームページ作りだけでなく、別のブログ機能を組み込んだり、お知らせのコーナーを作ったりできるなどの拡張機能もまとまっています。本格的でユーザー想いのサイトを作りたい人に合っているでしょう。
無料で使い方が自由なのもBizVektorの特徴です。デザインなどに有料オプションもありますが、無料でも選択肢が広く、わかりやすいデザインを作りやすいといえます。カスタマイズの範囲が広いことから、さまざまなジャンルの企業サイトに向いているでしょう。
ホームページ向け (企業サイト向け)WordPress (ワードプレス)おすすめ有料テンプレート4選紹介
Lightning Pro
Lightning Proは、プログラミング経験がない人でも作りやすくて評判のLightningの有料版です。無料版よりも対応できるコンテンツや機能が幅広く、建築事務所や法律事務所など業種別のデモサイトをベースにホームページを作れます。
無料版を試しに使ってみて、さらにハイレベルな機能が必要になったらProに乗り換えるという使い方も可能です。日本製のテンプレートなので、言葉の壁を心配せずに作れる点も大きいでしょう。
TCD
TCDはWordPressのテンプレートとして国内トップクラスのシェアを誇ります。有料ながら企業の公式サイト用テンプレートとしては、少ない経費で作り上げられると評判です。
コーポレートサイトに必要である基本的な機能のほか、アフィリエイト系ブログ、ギャラリー、ECサイトなど多種多様なジャンルに対応できるレイアウトが準備してあります。
トップページに背景動画を入れるなど、躍動感のある仕上がりも期待できるので、ビジネスサイトを作るなら要注目でしょう。
ハミングバード
ハミングバードはシンプルながらも躍動感あるホームページ作りに役立つテンプレートです。サイト内の物が動くアニメーション機能をプラグインなしで使えることがポイントでしょう。
HTMLやCSSの知識なしで幅広いカスタマイズができるため、閲覧者の心をつかむサイトを作りやすいといえます。
レスポンシブ機能のおかげで、スマートフォンからの閲覧者をターゲットにしたビジネスサイト作りにも役立ちます。以上からハミングバードは、読者の引きがあるサイト作りにこだわるユーザーにおすすめです。
THE THOR
THE THORは、プログラミング知識がなくても、読者の印象に残りやすいサイトを作れるテンプレートです。機能が凝縮しているためプラグインを節約でき、不具合リスクを抑えているなど高い信頼性に注目です。
記事の装飾機能などが充実しているので、ページを作っているのが楽しくなるでしょう。アクセスアップのヒントを得たい人のために、記事などの分析機能があるのも心強いポイントです。THE THORは、初心者でも戦略的にサイトの収益化を狙えます。
WordPress (ワードプレス)で企業サイトに適したテーマを選ぶポイント
商用利用が可能か
CMSのテンプレートには商用に使えないものもあるので、利用規約などを事前にチェックしましょう。
面倒に思って決まった場所にチェックだけ入れ、中身を見ない人もいるようですが、商用利用できないテンプレートで収益化を目指すと規約違反を問われるので要注意です。
商用目的で使えても著作権や開発元サイトへのリンクなどの明記が必要なこともあるので、アフィリエイトや企業PRサイトを作る前のチェックが大切です。
日本語に対応しているか
テンプレートの日本語対応により、言葉の壁を感じずにサイトを作れます。WordPressのテンプレートは数多く海外向けもあるため、日本語に対応していないとマニュアルなどが読めず、ホームページ作りで挫折する可能性もあります。
欧文フォントを和文に変えると文字化けなどが起きることもあるので、日本語対応のチェックは大切です。幸いにもWordPressは国産も多いので、スムーズな作業を望むなら日本製からテンプレートを選ぶとよいでしょう。
セキュリティがしっかりしているか
WordPressでは、ハッキングにより情報流出やサイト荒らしの被害を受ける可能性もあるので、テンプレートのセキュリティは要チェックです。
デザインが自身の好みでも、セキュリティレベルが低いと、不正アクセス被害で後悔するかもしれません。アップデートが長期間なかったり、サポートが終わっていたりするものもあるので、そうしたものは選ばない方が賢明です。
セキュリティが気になる人は開発している人やグループなどの情報をチェックし、信頼性を見極めましょう。
サポート体制が整っているか
テンプレートの使用中に、特定機能の使い方がわからなくても対応できるように、サポート体制も確かめましょう。これがないと、使用中の悩みを解決するためにGoogle検索などで探し回らなければならず、作業時間が増えてしまいます。
サポート体制が充実したテンプレートは有料が多い状況です。しかしサイト作りに不安なら、有料テーマを選んだ方が作業をスムーズに進められるメリットも考えられます。特に大規模化を目指すなら、サポート体制も含めたトラブルシューティングが大切です。
カスタマイズができるか
WordPressのテンプレートでは、自身が望むカスタマイズ機能の有無を確かめましょう。機能は幅広いに越したことはありませんが、数が多くても文字や画像、レイアウト設定などの面で、自身のこだわりを叶える機能がなければ意味がありません。
テンプレート選びでは機能数だけでなく、サイト作りで想定する要素がある程度そろっているかも考えたいところです。
WordPress (ワードプレス)企業向けサイトまとめ
WordPressでは個人ブログから企業の公式サイトまで、さまざまなメディアに向けたテンプレートが世に出ています。自身のブログやサイトの運営目的を明らかにし、理想的に仕上げられるテンプレートをインストールしましょう。
今回の記事で紹介したテンプレートは、どれも人気が高く、優れた機能が印象的です。セキュリティやサポート面でも配慮しながら理想を決めましょう。