WordPress (ワードプレス) 引っ越し方法を解説!プラグインもあわせて紹介!

今回はWordPress (ワードプレス)の引越し方法を画像を用いて解説していきます!今回はプラグインを使うやり方と使わないやり方の両方紹介します!これを読んでWordpressの引越しをスムーズに行いましょう!

WordPressのリニューアルや新しい機能の使用などを目的にサーバーを引っ越したくても、やり方がわからないと悩む人もいるでしょう。サーバー移動にはプラグインを使ってできることもあれば使わずに済ませられる方法もあり、どちらも少ない手順で進められます。

今回はWordPressのサイトやブログを別のサーバーに動かしたい人のために、プラグインを使わない場合と使った場合にわけて移動方法を解説します。これを読めば、自身に合った手法でWordPressを別なサーバーに引越しさせる方法を見つけられるでしょう。

WordPress (ワードプレス) の引っ越しをプラグインなしでする方法

1. 旧サーバーのファイルをダウンロード

WordPressの移動のため、最初にFTPソフトを準備しましょう。レンタルサーバーへの接続後にWordPressで使っているすべてのファイルを、パソコンへダウンロードします。任意のローカルの場所へドラッグ&ドロップすれば大丈夫です。

ダウンロード後は「wp-config.php」という、WordPressとデータベースをつなぐ情報を新環境のものに書き換えましょう

WordPress 引っ越し

たとえばLollipopなら、以上の画像からサーバーやデータベース名などがわかるので、こちらを書き写しましょう。

2. データベースをエクスポート

エクスポートはデータベース内情報のパソコンへの出力で、バックアップ確保と似たイメージです。レンタルサーバー内のコントロールパネルを開き、「phpMyAdmin」へログインします。

WordPress 引っ越し

レンタルサーバーならデータベースの管理ページ欄などでphpMyAdminを開け、ユーザー名とパスワードを入力し、使用サイトのサーバーを合わせればログインできます。

ログイン後、WordPressサイトのデータベース名を選び、エクスポートに必要な設定を済ませましょう。

3. 引っ越し先サーバーへファイルをアップロード

バックアップ済みのファイルを新しいサーバーへアップロードしましょう。FTPソフトによるレンタルサーバーへの接続後に移設作業を行います。

WordPress 引っ越し

Lollipopでは、サイト作成ツールにある「WordPress簡単引っ越し」からできます。

WordPress 引っ越し

引っ越し元のWordPressのURLやユーザー名、パスワードを入れ、移動先を指定すれば移動可能です。このようにレンタルサーバーは簡単な作業でサイトを動かせることも覚えておきましょう。

4. データベースをインポート

バックアップ済みのデータベースを引っ越し先へ組み込みます。再びphpMyAdminへログインを行い、データベースを左側のサイドバーから選びインポートを行いましょう。

エクスポート済みのファイルを選び、「実行」ボタンを押せばインポート完了を待つのみです。以上からプラグインなしでもWordPressのサイトを別サーバーへ移動できます。

WordPress (ワードプレス) の引っ越しをプラグインでする方

1.プラグイン「All-in-One WP Migration」をインストール

All-in-One WP Migrationは、管理画面から操作を進めるだけでWordPressサイトの移動ができるプラグインです。引っ越し先のサーバーやドメインを用意する必要はありますが、FTPソフトやMySQLファイルなどの専用システムを使わずに動かせるのが魅力です

WordPress 引っ越し

WordPressの引っ越しプラグインはダッシュボードより新規追加を選び、検索で引き出し、「今すぐインストール」ボタンを押すとインストールできます。

2. ファイル一式をエクスポート

WordPress 引っ越し

管理画面よりAll-in-One WP Migrationのエクスポートページを開きます。特定の文字列の検索や置換を行ったり、「高度なオプション」よりエクスポートしないファイルを選べますが、特に希望がない場合は直接エクスポート先を決めましょう

エクスポート先を開いたらファイルを選び、「DOWNLOAD XXX.COM」のボタン押すと完了です。

3. エクスポートしたファイルを引っ越し先にインポート

WordPress 引っ越し

All-in-One WP Migrationのインポートページより、エクスポート済みなどで外部にあるファイルをドラッグ&ドロップで移せます。読み込みが終わり次第アラートが英語で出ますが、データベースのバックアップの確認を促すものです。

バックアップの確保が終わり次第「PROCEED」ボタンでインポート完了です。再びログインを済ませれば、引っ越し後のサイト内容反映を確かめましょう。

WordPress (ワードプレス) 引っ越し前に確認すること

動作環境

設置先がWordPressを受け入れていないと、移設できなかったり、終わっても操作ができないので注意しましょう。

特にレンタルサーバーはサーバー管理ページへのログインにより、推奨または必須動作環境がわかります

推奨動作環境はPHPバージョン7以上、MySQLバージョン5.6以上もしくはMariaDBバージョン10.0以上です。必須動作環境はPHPバージョン5.2.4以上、MySQLバージョン5以上になります。

このうち必須動作環境は条件が合っていないと、セキュリティ面で問題が起きるかもしれないので、厳重なチェックが大切です。

データベース

WordPressを支えるのは実行ファイルとデータベースです。特にサーバー管理画面よりデータベースへのアクセス情報を調べておき、これに合わせたツールの準備が大切です。

一般的にはMySQLデータベースというサーバーを外部からダウンロードする方法がありますが、Lollipopなどのレンタルサーバーを使う人もいます。

多くのサーバーでは、phpMyAdminがログインなどに必要なので、サイトの引っ越しを始める前にアクセス方法を押さえることが大切です。

WordPress (ワードプレス) 引っ越しでよくあるエラーと対処法

セキュリティ

表示崩れ

移転元や先でサーバー環境が違いすぎると表示崩れが発生します。自身のホームページでメニューや記事などのレイアウトがきれいにそろわず、頭を悩ませる人もいるでしょう。

表示崩れにはPHPバージョンに注目しましょう。移転元と移転先でバージョンが違うと表示崩れが起きやすいといえます。移転先のPHPバージョンを引っ越し前のサーバーと同じに定めれば、レイアウトが乱れるリスクを押さえられます。

文字化け

WP Multibyte Patchというプラグインが有効化していないことで、文字化けが発生するケースがあります。サーバーの環境によってはWP Multibyte Patchなしでも正しく文字が出ますが、念のため移転後のサイトにアクセスして、不自然な文字がないかチェックしましょう。

WP Multibyte Patchの有効化で文字化けに対処できます。ほかにもバックアップと移行で使っているOSが違ったり、データベース内の文字コード変更などで文字化けが起きます。それらの場合はデータ移行のやり直しになるため注意しましょう。

500エラー (Internal Server Error)

500エラーは多くの場合、「.htaccess」ファイル内の記述に原因があります。こちらはwp-config.phpと同じ階層にあり、サーバー設定記述用のファイルです。移転元サーバーにしかない記述が残るとページを表示できません。「.htaccess」内で移転先で通用しない記述を消せば、500エラーを取り除けます。

404エラー (not found)

特定のページが404エラーとして表示できないときは、パーマリンクのトラブルを疑いましょう

しかし管理画面よりパーマリンク設定へ進み、無編集のまま「変更を保存」を押すだけで不具合が治ることも多数です。簡単な設定で対処できますが、念のため各記事のパーマリンクを移動後に確かめてみましょう。

WordPress (ワードプレス)サーバー引越し方法まとめ

WordPressは別サーバーへの引っ越しを少ない手順で行えます。プラグインを使えば、さらにシンプルなやり方でサイトを引っ越せるでしょう。サーバー環境の違いによりトラブルが起きる可能性もありますが、多くは基本的な操作で対処できます。

引っ越し後のサーバー環境の違いに気をつけながら適切な手順を進めれば、サイトを移動できます。初めてサイトやブログの引っ越しを考えている人も本記事を参考に試してみましょう。

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この記事を書いたライター
CMS比較NAVI編集部
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