Movable Type (ムーバブルタイプ)で再構築する方法を徹底解説!

Movable Type (ムーバブルタイプ)で再構築する方法を、わかりやすく解説していきます。初心者でもできるように詳しく解説しているので、わからない方はぜひ参考にしてください。

Movable Typeで再構築をする手順を知っていますか? Webサイトの再構築をすると、HTMLや設定の変更などのサイト内の情報が更新されます。CMSが自動で更新してくれる場合もありますが、手動で再構築を行うことでより早い情報更新が可能です。

この記事では、Movable Typeでの再構築を実践する3つの方法を解説していきます。

  • Movable Typeを使って再構築をする
  • 記事更新時に自動でMovable Type再構築をする
  • Movable Typeの再構築が遅いときに高速化させる

再構築の手間を省きたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください。

Movable Type (ムーバブルタイプ)で再構築をする手順

Movable Typeで再構築をする基本的な手順は次の通りです。

  • Movable Typeの管理画面かMovable Typeのプラグインにアクセス
  • 画面上の「再構築ボタン」をクリック
  • 再構築範囲を選択して実行
  • 完了

Webサイトの容量が大きいときは、再構築範囲を指定して実行すると効率的に再構築できます。とくに動画や画像が多かったり、HTML、CSS、JavaScriptの装飾が多いWebサイトでは再構築の速度が遅くなりやすいので注意してください。

記事更新時に自動でMovable Type (ムーバブルタイプ)の再構築を行う方法

Movable Typeの再構築は、記事の更新時に自動で行うように設定できます。そのためには再構築トリガーを設定しましょう。

再構築トリガーを設定する

再構築トリガーを設定する手順は以下です。

  • Movable Typeの管理画面にアクセス
  • 「設定」から「再構築トリガー」を選択
  • 「再構築トリガーを作成」→サイトを選択
  • 再構築の対象にしたいコンテンツの種類を選択
  • 対象にしたいイベント (記事更新時) を選択
  • イベント発生時の動作を選択
  • 「変更を保存」を選択
  • 設定完了

再構築トリガーを設定することで、記事更新というイベントが発生したときに、再構築範囲に設定しておいた対象を自動で再構築するようになります。特に再構築範囲をカテゴリーやトップページに設定しておくと効果的です

再構築トリガーを削除する

再構築トリガーを削除したいときは、「設定」から「再構築トリガー」を選択してください。すると現在設定中の再構築トリガー一覧が表示されます。その中から削除したいものを選んでゴミ箱マークをクリックしましょう。最後に変更を保存して削除完了です。

「変更を保存」をクリックし忘れて再構築トリガーの設定がうまく作用しないことがよくあるので注意してください。

Movable Type (ムーバブルタイプ)の再構築が遅いときに高速化させる4つの方法

Webサイトの容量が大きいとMovable Typeの再構築が遅くなってしまいます。その場合は、再構築を高速化させるために次の4つの方法を実行してみてください。

  • プラグインで高速化する
  • 不要なプラグインを削除する
  • サイト内のコードを圧縮する
  • サーバーをアップグレードする

プラグインで高速化する

1つ目の方法は、File::Casheプラグインを使うことです。File::Casheプラグインはキャッシュを作成してWebサイトの読み込み速度を上げるプラグインです。

File::Casheプラグインを使うことで、Webサイト内に共通するコードの読み取りが省略され、再構築が高速化されます。

不要なプラグインを削除する

2つめの方法は、不要なプラグインを削除することです。Movable Typeで再構築を行うと、その度に再構築範囲に関係するプラグインの情報を読み取ってしまうので遅延の原因になります

利用していないプラグインや、機能が被っているプラグインがあるなら削除しておきましょう。不要なプラグインを削除しておくと、Movable Typeの再構築だけでなく、Webサイト全体の読み込み速度の高速化にもつながります。

サイト内のコードを圧縮する

3つ目の方法は、Webサイト内のHTML、CSS、JavaScriptのコードを圧縮することです。基本的には手作業でのコード圧縮が効果的です。次のポイントを意識して圧縮してみてください。

  • 複雑なコードを簡略化する
  • 空行を削除する
  • 動的コードから静的コードに変更する

たとえばHTMLコードとCSSコードを分けるだけでもかなりの高速化になります。記事のコードエディターではCSSに対応するコードにして、CSS欄にまとめて装飾を記述するやり方です。また空行を削除することでも少しだけ読み込み速度を上げれます。

一番効果的なのは動的コードを静的コードに変更することです。具体的にはJavaScriptを減らす作業になります。動的コードは静的コードと比べて情報量が多く、Webサイトの容量を増やす原因になりやすいのです。

サーバーをアップグレードする

Movable Typeの再構築を高速化するには、サーバー自体の容量をアップグレードすることも効果的です。容量が増えれば、プラグインが多くても、コードが複雑でも処理速度が下がりにくくなります。

Movable Type (ムーバブルタイプ)再構築まとめ

Movable Typeで再構築をする方法は、手動で実行と再構築トリガーの2種類です。再構築トリガーを活用すれば、自動で再構築できるようになるので手間を省略できます。

ただしWebサイトの容量が大きくなると再構築が遅くなってしまいます。そのときはWebサイトの容量を減らすか、サーバーの容量を増やして対応してください。Movable Typeの再構築を使いこなして、Webサイト運営の負担を少しでも軽くしましょう。

この記事を書いたライター
CMS比較NAVI編集部
CMS比較NAVI 編集メンバーが不定期で更新します。 CMSの最新ニュースからすぐ使えるノウハウまで、わかりやすく紹介します!