WordPressに動画をアップロードする方法を知っていますか? WordPressに動画をアップロードするには、いくつかの方法とテクニックがあります。
この記事では次の4つを解説します。
- WordPressに動画をアップロードする3つの方法
- アップロードできないときの対処法
- 役立つテクニックとプラグイン
- 動画アップロードで気をつけること
WordPressに動画をアップロードしたい人、動画アップロードがうまくできなかった人は必見です。
WordPress (ワードプレス)に動画をアップロードする3つの方法
WordPressに動画をアップロードする基本的な方法はこの3つです。
- URLを直接貼り付ける
- YouTubeからコードを取得する
- PCから動画ファイルをアップロードする
URLを直接貼り付ける
URLの貼り付けが一番簡単なアップロード方法です。アップロードしたい動画をYouTubeで開き、そのURLをコピーしてください。それをそのままWordPressに貼り付ければ、動画再生画面が表示されます。
URLの貼り付けはとても簡単ですが、動画のサイズ変更ができないデメリットがあります。動画のサイズを変更したい場合は、YouTubeからコードを取得する方法でやってみましょう。
YouTubeからコードを取得する
YouTubeからコードを取得してアップロードするやり方では、動画サイズの変更など高度なカスタマイズができます。具体的な手順は次の通りです。
- 1アップロードしたい動画をYouTubeで開く
- 2「共有」から「埋め込む」を選択
- 3表示されるHTMLコードをコピー
- 4WordPressのエディターを開く
- 5「挿入」→「メディア」→「埋め込む」を選択
- 6「一般」、「高度な設定」で動画をカスタマイズ
- 7「OK」ボタンを押してアップロード完了
コードを取得してアップロードする場合、コード自体を編集してキャプションを追加することもできます。ただしその場合はYouTubeが生成したコードを消さない形で、新しくコードを書き加えてください。
PCから動画ファイルをアップロードする
PCから動画をアップロードする場合は、サーバー上にアップロードした動画をWebサイトに貼り付ける形になります。具体的には次の手順で行います。
- エディター画面から「挿入」→「メディア」→「メディアの追加」
- 追加したい動画ファイルをPC上から選択してアップロード
- アップロードした動画ファイルの中から選択してエディターにアップロード
ただしこのやり方はWebサイトの容量もサーバーの容量も圧迫してしまうので気をつけましょう。
動画の容量が大きくてWordPress (ワードプレス)にアップロードできないとき
動画の容量が大きすぎる場合は、WordPressにアップロードできないことがあります。そのときはサーバーからアップロード上限を変更するか、YouTubeリンクの貼り付けで対応しましょう。
サーバーからアップロード上限を変更する
WordPress自体の容量を大きくすることで、容量の大きい動画ファイルのアップロードが可能になります。その場合は、レンタルサーバーからアップロード上限を変更しましょう。
レンタルサーバーの管理画面にある「PHP設定の編集」から「php.iniファイルパス」を編集することでアップロード上限を変更できます。ただしPHPファイルの編集はWordPress全体に大きな影響を与える作業なので、必ず編集前後でバックアップを取っておいてください。
YouTubeのリンクを貼り付ける
アップロードする動画の容量を減らすには、アップロードしたい動画を自分でYouTubeに公開し、そのURLを貼り付けることが効果的です。これでサーバー上に動画ファイルを保存せずにアップロードできるようになります。
具体的なやり方は、YouTubeの動画をアップロードする方法と同じです。
WordPress (ワードプレス)への動画アップロード時に役立つテクニック
次はWordPressに動画をアップロード役立つ2つのテクニックを紹介します。動画の開始時間を変更したり、PCとスマートフォン両方に対応したレスポンシブデザインにしたりできます。
動画の開始時間を変更する
動画の開始時間を変更するには、YouTubeで共有コードを取得するアップロードが必要です。コードを取得するときに、コード下部にある「開始位置」にチェックを入れて、開始したい時間を記入しましょう。こうして取得したコードを使ってアップロードすると、WordPress上ではこの開始時間から動画が再生されます。
レスポンシブデザインにする
アップロードしたYouTube動画をレスポンシブデザインにするには、YouTubeというプラグインを導入しましょう。YouTubeプラグインを有効化したら、ダッシュボードからプラグインの管理画面にアクセスしてください。そこで「Responsive Video Sizing」にチェックを入れて保存すればレスポンシブデザインになります。
レスポンシブデザインにしておくと、PCでもスマホでも動画が見やすいだけでなく、SEOにも良い効果があります。
WordPress (ワードプレス)の動画アップロードに役立つプラグイン
ここからは動画のアップロードに役立つプラグインを2つ紹介します。動画のサムネイルやディスクリプションなどの情報を取得したり、自由にサイズをカスタマイズしたりできるプラグインです。
動画のサムネイル・タイトル・ディスクリプションを取得する
動画のサムネイル・タイトル・ディスクリプションを取得するには、Featured Video Plusというプラグインを導入しましょう。Featured Video Plusを有効化すると、アップロードした動画の情報を自動で取得してくれて、サムネイルを記事のアイキャッチ画像にすることもできます。
タイトル・ディスクリプションがあるとSEOにも良い効果があるので、ぜひ導入してみましょう。
動画のサイズを自由に変更する
動画のサイズを自由に変更するには、Viper’s Video Quicktagsというプラグインを導入してください。Viper’s Video Quicktagsを有効化すると、アップロードする動画がデフォルトで表示されるサイズ・配置を変更することができます。さらに設定は動画サイトごとに変更できるようにもなっています。
WordPress (ワードプレス) に動画をアップロードするときに気をつけること
最後にWordPressで動画をアップロードするときに気をつけたいことを解説します。アップロードできる動画の形式や著作権侵害には十分に注意しましょう。
アップロードできる動画の形式
WordPressにアップロードできる動画の形式は次の5種類です。
- Microsoftの動画形式 (asfやasx、wmv、wmvなど)
- Appleの動画形式 (mov、qt)
- Windowsの標準動画形式 (avi)
- MPEG4形式 (mp4、m4v)
- Flash動画 (flash)
(引用元:https://webcodezero.com/wordpress/wp-video/#WordPress)
これらのファイル形式でない場合は、ファイル形式を変更してアップロードするか、YouTubeに公開してURLを取得するかどちらかを試してください。
著作権侵害
YouTubeから動画をアップロードすること自体は、著作権侵害になりません。ただし次の3つの場合は著作権侵害になってしまいます。
- 違法アップロード動画を掲載した場合
- YouTube動画をダウンロードして掲載した場合
- YouTubeが生成した動画の共有コードの一部を削除して掲載した場合
YouTubeに違法アップロードされた動画は当然著作権侵害になりますが、通常の動画をダウンロードして掲載した場合も著作権侵害になります。これはYouTube側にシェアしたことを伝える共有コードを経由せずにアップロードしているからです。
YouTubeから取得した共有コードには、シェアしたことを伝えるコードが記述されています。そのためこのコードを意図的に削除して掲載した場合も著作権侵害になります。
WordPress (ワードプレス)動画アップロードまとめ
WordPressに動画をアップロードするには、YouTubeを経由することが最も効率的な方法です。YouTube動画のリンクを貼るだけではなく、共有設定を変更したり、プラグインを導入したりすれば、自由にカスタマイズしてアップロードすることができます。
ただし著作権侵害には十分注意して動画アップロードを行ってください。