WordPress (ワードプレス)で「公開に失敗しました」が出た時の対処法|ブラウザやサーバーの見直しについて

WordPress (ワードプレス)で「公開に失敗しました」「更新に失敗しました」が出た時の対処法をわかりやすく解説します。プラグインやサイトアドレスだけではなくサーバー内の設定やテンプレートなどについても詳しく説明します。

無料CMSとして人気があるWordPress。使いやすさや情報の多さから利用している人も多いと言えるでしょう。パソコン初心者の人でも比較的使いやすいのが魅力でもありますが、トラブルが発生した時は自力で解決しなければなりません。今回はWordPressを使用している時に出てくる「公開に失敗しました」「更新に失敗しました」の解決方法について詳しく解説していきます。

WordPress (ワードプレス)「公開に失敗しました」と出る原因

結論から言うと「これ」と断定できる原因はありません。いろいろな箇所が原因となっている可能性がありますので、「公開に失敗しました」とエラーが出た時は少し大げさな言い方にはなりますが、1から調べる必要があります。プラグインやサイトアドレス、使用しているブラウザなどさまざまなところに原因がありますので1つずつ調べて解決していきましょう。

WordPress (ワードプレス)「更新に失敗しました」との違い

「公開に失敗しました」と「更新に失敗しました」は新規の記事を作成しているか公開済みの記事を作成しているかの違いです。何かしらの理由でWordPress内に不具合が発生した時に、どちらの作業をしているかでメッセージが変わるだけと言えるでしょう。「公開に失敗しました」と「更新に失敗しました」は同じトラブルであるといった認識で問題ありません。

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WordPress (ワードプレス)「公開に失敗しました」の解決方法

プラグインの停止

プラグインが原因でエラーが発生することがあります。すべてのプラグインを1度停止しましょう。「インストール済プラグイン」の画面で「一括操作」を「停止」に変更します。「プラグイン」の横にチェックをすれば全てのプラグインが選択されますので、「適用」を押して全てのプラグインを停止させましょう。

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プラグイン停止後は編集ページに入り「公開」でも「更新」でも構いませんので適当にボタンを押してみましょう。この作業で解決すれば原因はプラグインです。プラグインを1個ずつ「有効化」してどのプラグインが原因なのかを調べてみましょう。

1度に停止するのは少し怖いかもしれませんが、プラグイン自体にデータが入っているわけではないので、停止しても機能が使えなくなるだけです。有効化すれば元に戻りますので、心配いりません。

サイトアドレスの確認

「設定」「一般」と進みサイトアドレスを確認してみましょう。「WordPressアドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」がありますが、間違ってもWordPressアドレスを変更しないように注意してください。2度とログインできなくなる可能性があります。サイトアドレスの確認をする時は慎重に作業しましょう。

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サイトアドレスがWordPressアドレスと違う時は、サイトアドレスを変更して同じアドレスにしましょう。

サイトアドレスを変更する理由は「新しくドメインを取得した」「サイトアドレスにwpが付いてしまった」など他にもありますが、「一般」の画面で変更してもエラーになるだけです。

WordPressをインストールした後にサイトアドレスを変更したい時

  • レンタルサーバーの管理画面で変更する
  • FTPソフトでサーバー内の情報を変更する

以上のようなやり方で変更しましょう。

キャッシュの削除

キャッシュは1度閲覧したwebページの情報を一時的に保存するシステムです。情報を残すことで処理の速度を上げているのですが、不要なデータも残っていることも事実です。ブラウザ内とWordPress内のキャッシュを削除しましょう。

ブラウザのキャッシュ

「GoogleChrome」での削除方法です。GoogleChromeをにアクセスして右上にある縦に3つ並んでる点をクリックします。

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「履歴」にカーソルを合わせると横にも「履歴」が出ますのでクリックします。

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[閲覧履歴データの削除」をクリックしましょう。

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上の4つにチェックが入っていることを確認して「データを削除」をクリックすればブラウザのキャッシュは全て消えます。

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「パスワードとその他のログインデータ」から下はIDやパスワードなどの個人情報を保存している「cookie」なのでキャッシュではありません。消さないように注意しましょう。

WordPressのキャッシュを削除する

プラグインを利用すればWordPressのキャッシュを削除できます。キャッシュを削除できるプラグインは複数ありますが「WP Fastest Cache」でのやり方を解説します。

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インストール後、有効化して設定を行います。下に言語を変更する場所があるので日本語にして「変更を保存」をクリックすると見やすくなります。設定方法は画像を参考にしてください。同じようにチェックを入れて「変更を保存」をクリックします。

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上部に「Delete Cache」と出てきますのでカーソルを合わせて「Clear All Cache」を選択してクリックしましょう。画面は変わりませんが、キャッシュは削除されてますので問題ありません。

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テンプレートの変更

テンプレートが原因の場合に考えられることはWordPressのアップデートです。WordPressのアップデートをすると、テンプレートとの相性が突然悪くなることがあります。仮にテンプレートが原因だった場合はテンプレートのアップデートを待たなければなりません。

他のテンプレートで代用するかWordPressをダウングレードして対応しましょう

サーバー内のバージョンを確認する

サーバー内の「PHP」「MySQL」のバージョンが最新または推奨されるバージョンに変更されているかを確認してみましょう。バージョンを適正なものに変更したら「公開」「更新」ができるようになった事例もあります。レンタルサーバーの管理画面から変更ができますので確認後に変更しましょう。

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こちらはエックスサーバーのサーバー管理画面です。それぞれクリックすれば最新または推奨のバージョンの確認ができます。

WordPress (ワードプレス)「公開に失敗しました」が消えない時

WordPressを再インストールする

立ち上げ初期に「公開」「更新」できなくなった時はWordPressを再インストールしたほうが早いこともあります。バックアップを取っても同じことになる可能性がありますので、記事は手作業での保管になるでしょう。しかし記事数が少なければ対応可能ですので、最悪の場合は再インストールしてやり直しましょう

Classic Editorをインストールする

WordPressをインストールした時は「Gutenbreg」の編集画面ですが、エディターを「Classic Editor」に変更すると「公開」「更新」ができるようになることがあります。Gutenbregに慣れてしまっている人は多少使いにくいかもしれませんが、Classic Editorの画面で使い方を説明していることが多いので悪いことばかりではありません。いろいろやってみたけど変わらないといった人は試してみてください。

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WordPress (ワードプレス)で「公開に失敗しました」が出た時の対処法 まとめ

「公開に失敗しました」「更新に失敗しました」というのは突然なることが多いので原因がどこにあるのか分からないこともあります。ただ改善できないことはありませんので、1つずつ試しながら進めていきましょう。1度経験しておけば他のトラブルが発生しても対応できるようになりますので、焦らず解決していきましょう。

この記事を書いたライター
CMS比較NAVI編集部
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