WordPress (ワードプレス)の権限プラグインおすすめ10選 | 細かいユーザー権限を可能に

WordPress (ワードプレス)ではデフォルトで5つの権限が設定されていますが、権限プラグインを使えばより細かく設定できます。各ユーザーごと、各記事単位で、お好みのカスタマイズができ、サイトの保護にも役立つおすすめ権限プラグインを10選をご紹介します!

WordPressのログイン権限をつけないと、誰に何をされても言い訳ができません

たとえばWordPressを会社にて運用している場合、自社内の人間以外がログインする可能性があります。そんな時にログインする誰もがすべての管理権限を持っている場合

「間違えてデータを消してしまいました」

「気がついたら勝手に設定を変えていました」

「会社の秘匿情報を盗まれてしまいました」

などなど多大な損害を被る可能性があります

また仮にユーザーそれぞれに権限を付与していたとしても、ログインするユーザーが増えていくにつれて「この権限は与えたいけどこの権限は付与したくない」という微妙な状況も生まれてきます。

そこで当記事では

  • かゆいところに手が届く権限プラグイン導入のメリット
  • 権限プラグインのおすすめ10選

の2項目に分けてそれぞれ解説します。簡潔に説明し、3分程度で読み切れる内容となっております。ぜひ最後までご覧ください。

WordPress (ワードプレス)に権限プラグインを導入するメリット

ユーザー権限を付与するだけならば、WordPressの初期状態でも可能です。

既存の権限種別は5つのグループに分類されます。

購読者 サイトの閲覧のみ
寄稿者 記事の下書きと編集ができる
投稿者 記事の下書き、編集、公開ができる
編集者 コンテンツに関わるすべての編集ができる (外観やプラグインなど内部的な設定の編集ができない)
管理者 すべての編集ができる

以上がWordPressに元々備わっている権限グループです。

5つの権限種別があれば十分だという人もいますが、そうでない人もいます。

たとえば「投稿者」は固定ページの編集ができないため、固定ページへ入稿してもらいたい場合は「編集者」の権限を付与しなければいけません。

しかし編集者は「コメント承認」や「カテゴリーの設定」など、サイト運営に関わる権限も付与されてしまうため、外注のライターさんには触ってほしくない部分です。

このように「ちょうどいい権限がない」という場合に使えるのが「権限プラグイン」です

権限プラグインを導入すれば、付与したい権限を自身で設定し、新たな権限種別を設定できます。

またかなり細かい権限付与もできるようになるので、ログインするユーザー数が増えた場合にも重宝されます。

WordPress (ワードプレス)のおすすめ権限プラグイン紹介

一口に権限プラグインといっても

  • 使いやすいが機能が限定されているもの
  • かなり細かい設定ができるが上級者向け
  • 日本語対応されているかどうか

などそれぞれ種類が異なります。主に会員制サイトを構築する用途に適したプラグインが多いです。

そこで今回はおすすめ権限プラグイン10選を紹介します。

User Role Editor

WordPress 権限 プラグイン 10選 User Role Editor

User Role Editorは、40万以上インストールされているとても人気のプラグインです。権限を追加したり、カスタマイズしたりできます。

User Role Editorを導入すると、「ユーザー」メニューに新たな項目が作成されますので、そこで権限の編集ができます。

「ロールを選択して権限を変更」にて各権限の種別ごとに機能を付与できますので、自由にカスタマイズすることが可能です。

ただし権限の項目が英語になっているため、「各権限を概説で表示する」にチェックを入れないと何がどの権限なのかわからないので、注意しましょう。

複雑な機能がないことや日本語対応されている点から、迷いなく設定できるため初心者におすすめのプラグインです

【User Role Editorを取得】

Adminimize

WordPress 権限 プラグイン 10選 Adminimize

Adminimizeは、管理画面の表示項目を制限できるプラグインです。User Role Editorに比べると新たな権限内容を設定できませんが、より細かい設定ができる点がメリットです

Adminimizeを導入すると、「設定」の画面に項目が作成されます。その中でデフォルト設定されている権限の項目欄にチェックを入れるだけで、管理画面の項目表示をすぐに制限できます。

日本語対応していて操作性もかんたんなため、初心者におすすめのプラグインです

【Adminimizeを取得】

Ultimate Member

WordPress 権限 プラグイン 10選 Ultimate Member

Ultimate Memberは、初期設定にて存在する権限グループとは別に権限グループを設定できます。そしてユーザーの権限を細かく設定できるプラグインです。

ユーザーのサイトへのアクセスを制御したり、会員サイト作成のための一連の必要項目が設定が可能。用途としては「クローズドな会員サイト」を運営する際に役に立ちます

たとえばUltimate Memberを導入するとショートコードを作成でき、ソーシャルログイン機能を設置できます。

WordPressを使って会員サイトを作りたいという場合はほぼすべての機能が揃っているので、おすすめです

【Ultimate Memberを取得】

Members

WordPress 権限 プラグイン 10選 Members

Membersは、簡易的に会員サイトを構築できるプラグインです。独自の権限グループを作成できる他にも、権限を持たないユーザーに対してコンテンツのアクセス制限を付与することもできます

たとえば「content Permissins」という項目を使うと特定の投稿ページに対して、表示させたいグループと表示させたくないグループで分けられます。

他にもコードに詳しい人であれば詳細なカスタマイズができるため、自由度が高いプラグインでもあります。

日本語対応はされていませんが、翻訳ファイルをインストールすることで日本語化が可能です。

会員サイトの機能を使用したい初心者から上級者までに幅広くおすすめできるプラグインとなります

【Membersを取得】

User registration & user profile – Profile Builder

WordPress 権限 プラグイン 10選 User registration & user profile – Profile Builder

Profile Builderは、会員制サイト作成に便利なプラグインです。新規登録やログイン、プロフィール編集ページを作成できます。

機能自体に複雑さはなく日本語化もされていますので、とにかく会員制サイトを素早く用意したい、面倒なことが嫌いだがとにかく会員サイトが作りたいという人に向いています

【Profile Builderを取得】

Theme My Login

WordPress 権限 プラグイン 10選 Theme My Login

Theme My Loginは、会員サイトを作成する点においてかなり有名なプラグインです

Theme My Loginを導入すると管理画面に項目が作成され、会員サイト作成における最低限の機能を有しています。

とはいえ最新バージョンの場合は以前まで無料で使えた、「Legacy Bundle」や「Restrictions」が有料のエクステンションとなっているため、事前に確認が必要です。

日本語対応はされていますし設定画面がわかりやすいので、初心者向けのプラグインです

【Theme My Loginを取得】

WP-Members Membership Plugin

WordPress 権限 プラグイン 10選 WP-Members Membership Plugin

WP-Members Membership Pluginは、すべての記事にアクセス制限を付与できるプラグインです。インストールして有効化するだけで、簡易的に会員制サイトを作成できます。

ショートコードを記事に設定することで閲覧権限グループごとにアクセスを制限できたり、かんたんに登録ページを作成できるため、即座に会員制サイトの必要機能を作ることができます。

他にもカスタムフィールド系プラグインを導入すれば、かなり細かくサイト構築できるので、ユーザー数が多くなっても対応できる点がおすすめポイントです。

ただし日本語対応はしていないので、調べながら設定をする必要があるのが難点となります

デフォルト設定である程度の会員サイトが作りたい方に適しています。

【WP-Members Membership Pluginを取得】

WP Admin UI Customize

WordPress 権限 プラグイン 10選 WP Admin UI Customize

WP Admin UI Customizeは、ダッシュボードやサイドメニューなど「管理画面のUI」を自由に作り変えられるプラグインです

WP Admin UI Customizeを導入すると「function.php」ファイルの編集をしなくてもいいので、コードをいじるのが苦手な方には便利です。

管理画面の表示・非表示が即座にできるため、特に管理画面項目のみを作り変えたいという場合は使いやすいプラグインとなっています。

WordPressに慣れていないユーザーがストレスなく使えるようにする、という用途に使うことがおすすめです

【WP Admin UI Customizeを取得】

WPFront User Role Editor

WordPress 権限 プラグイン 10選 WPFront User Role Editor

WPFront User Role Editorは、新しい権限機能やグループを追加できるプラグインです。

WPFront User Role Editorは「User Role Editor」と機能はほぼ同じです。

基本的な権限プラグインの機能は備わっていますが、User Role Editorの方が機能面では適しているため、選ぶのであればUser Role Editorの方がおすすめです

【WPFront User Role Editorを取得】

Admin Menu Editor

WordPress 権限 プラグイン 10選 Admin Menu Editor

「Admin Menu Editor」は、管理画面メニューの項目をカスタマイズできるプラグインです。

ダッシュボードのメニュー名の表示・非表示ができることや、順番、メニュー名が変更できるため、初見のログインユーザーが理解しやすいように管理画面を作成できます。

さらに権限グループ別にも表示する名前を変更できるため、権限グループの各用途に沿ったネーミングができると業務の明確化にも繋がります。

WordPressをクライアントに納品する際や、複数のログインでWordPressの知識に疎い人が多い場合はおすすめのプラグインです

【Admin Menu Editorを取得】

WordPress (ワードプレス)権限プラグインまとめ

ただ導入するだけですぐにある程度の会員サイトが作れるプラグインや、使いやすい管理画面に作り変えるプラグインなど、用途に合わせた権限プラグインを10選にてご紹介しました。

多くは会員サイト構築に使われるプラグインが多かったのですが、かなり限定したシーンにも活用できるため、今あなたが置かれている状況に合わせてプラグインを選定してみてください。

この記事を書いたライター
CMS比較NAVI編集部
CMS比較NAVI 編集メンバーが不定期で更新します。 CMSの最新ニュースからすぐ使えるノウハウまで、わかりやすく紹介します!