見なきゃ損!WordPress (ワードプレス)を手動アップデートをする方法と注意点を徹底解説!

WordPress (ワードプレス)を手動でアップデートしたいと考えたことはありませんか?自動アップデートにしていたせいで意図しないタイミングでアップデートされてしまし困ったこともあると思います。ここでは手動でアップデートするための設定方法や、アップデートする際に注意することをご紹介しています。

WordPressを手動でアップデートする方法を知っていますか? 最新版が更新されると必ず通知が来ますが、手動でアップデートすることにもいくつかメリットがあります。

ここではWordPressをアップデートする理由手動でアップデートする方法と注意点について解説します。

WordPressを手動でアップデートしたい方、WordPressを常に最新の状態に保ちたい方はぜひご覧ください。

WordPress (ワードプレス)バージョンアップの種類

階段

WordPressのバージョンアップには、マイナーバージョンアップメジャーバージョンアップの2種類があります。

マイナーバージョンアップ

マイナーバージョンアップとは、WordPressの不具合やセキュリティホールに対処するような小規模なバージョンアップです。およそ1ヶ月に1回程度のペースで行われます。細かな修正が主なので、あまり大きな影響はありません。

メジャーバージョンアップ

メジャーバージョンアップとは、WordPressの主要な機能に修正が発生する大規模なバージョンアップです。およそ3ヶ月から半年に1回程度のペースで行われます。メジャーバージョンアップでは新しい機能が増えたり、逆に既存の機能が消えたり、デザインが変更されたりと、目に見えてわかる変化があります。

WordPressをアップデートする理由

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ではなぜWordPressをアップデートする方が良いのでしょうか? それには3つの理由があります。

  • バグを修正できる
  • セキュリティを向上させる
  • 新機能を追加できる

バグを修正できる

最も重要なのはバグの修正です。WordPressのプログラムは完璧ではなく、どこかにバグが発生する可能性があります。アップデートでバグを修正することで、これまでの不具合を解消したり、ほかの連携ツールとの互換性が向上したりします。

セキュリティを向上させる

2つ目の理由はセキュリティを向上させることです。WordPressに限らず、古いプログラムはセキュリティの面で脆弱性が生じます。特にWordPressは世界でユーザー数No.1のCMSなので、ハッキングやウイルスによる被害も増えがちです。

しかし定期的に最新のバージョンにアップデートしておけば、こうしたセキュリティの脆弱性に対処できます。

新機能を利用できる

メジャーバージョンアップがあると、WordPressに新機能が増えます。ただし自分のWordPressをアップデートしないと、新機能は使えません。より便利で快適な新機能を使うためにも、定期的なアップデートは必要です。

ただしメジャーバージョンアップによってこれまで使っていた便利な機能が失われる可能性もあります。失われた機能のなかでも、ユーザーからの人気が高かった機能は、プラグインで復活することもあるので、積極的に情報収集をしてみましょう。

WordPressをアップデートをする準備

チェックをつける男性

実際にWordPressをアップデートする前に、確認しておきたいことが3つあります。事前の確認をせずにアップデートしてしまうと、これまでのカスタマイズが最新版に対応していないこともあるので注意してください。

  • サーバー性能を確認する
  • テーマがバージョンに対応しているか確かめる
  • プラグインがバージョンに対応しているか確かめる

サーバー性能を確認する

まずは自分のサーバーがWordPressの最新版に対応しているか確認しましょう。サーバーの管理画面にアクセスすれば、WordPressの何版まで対応しているかが表示されています。

もし対応していない場合は、先にサーバーでphpとMySQLを最新版にアップデートしてください。この手順ならサーバーとのトラブルを防げます。

テーマがバージョンに対応しているか確かめる

次にWordPressで使っているテーマが最新のバージョンに対応しているか確かめましょう。テーマの詳細ページから確認できます。

特に古いテーマやマイナーなテーマの場合、WordPressの最新版に対応していなかったり、対応が遅かったりするので気をつけてください。デザインやウィジェットが崩れたり、正常に表示されない部分があったりする可能性があります。

プラグインがバージョンに対応しているか確かめる

最後にプラグインが最新のバージョンに対応しているか確かめましょう。テーマ同様、古いプラグインやマイナーなプラグインの場合、最新版への対応が遅い場合もあります。それぞれのプラグインの開発者が最新版にアップデートするのが遅いせいで、プラグインが最新のバージョンに対応していないという事例がよくあります。

WordPressをアップデートする方法

WordPressをアップデートするには2つの方法があります。

  • 手動でアップデート
  • 管理画面で自動アップデート

WordPress (ワードプレス)手動でアップデートする方法

WordPressの手動アップデートは、次の手順で行います。

  1. 1バックアップを取る
  2. 2プラグインを停止する
  3. 3新しいコアファイルをダウンロードする
  4. 4古いコアファイルと差し替える
  5. 5データベースを更新する

バックアップを取る

手動アップデートに限らず、WordPressの編集をするときは必ずバックアップを取ってください。ちょっとしたミスでWordPressの情報は簡単に消えます。

バックアップを取るには、サーバーでFTPソフトを使ってバックアップファイルを取得しましょう。またデータベースのバックアップも忘れずに行ってください。データベースは「phpMyAdmin」という管理システムを使うと簡単です。

プラグインを停止する

次に有効化しているプラグインをすべて停止します。管理画面のプラグインページから簡単に一括停止できます。アップデート後にプラグインを再度有効化するので、どのプラグインを使っていたのかをメモしておきましょう。

新しいコアファイルをダウンロードする

新しいコアファイルをダウンロードするには下記の手順を行います。

  1. 1「管理画面」→「ダッシュボード」→「今すぐ更新してください」を選択
  2. 2「(最新のバージョン)をダウンロード」を選択
  3. 3ダウンロード完了

古いコアファイルと差し替える

古いコアファイルと新しいコアファイルを差し替えます。

まずサーバー上の「次のファイル以外を削除」します。

  • 「wp-config.php」
  • 「.htaccess」
  • 「wp-contentフォルダ」
  • 「wp-imagesフォルダ」

次に新しいコアファイルから次のファイルをアップロードします。

  • 「wp-adminフォルダ」
  • 「wp-includesフォルダ」
  • 「wp-config-sample.php」以外のファイル

次に「wp-contentフォルダ」にある次のフォルダを削除します。

  • 「languagesフォルダ」
  • 「casheフォルダ」

最後に新しいコアファイルの「wp-contentフォルダ」にある「languagesフォルダ」をアップロードします。

データベースを更新する

ファイルをアップロードできたら、もう一度WordPressの管理画面にアクセスしてください。すると「WordPressデータベースを更新」というボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、データベースが更新されて手動アップデート完了です。

WordPress (ワードプレス)手動でアップデートするときの注意点

WordPressを手動でアップデートするときの注意点は、ほかのアップデートも行うことです。

例えばプラグインやテーマも最新版にアップデートしないと、互換性がない場合もあります。手動アップデートをしたら、プラグインやテーマのアップデートも行いましょう。

WordPress (ワードプレス)自動でアップデートする方法

考えるロボット

WordPressを自動でアップデートする手順は次の通りです。

  1. 1「今すぐ更新してください」をクリック
  2. 2アップデート開始
  3. 3不要ファイルを削除

「今すぐ更新してください」をクリックする

まずはWordPressの「管理画面」から「ダッシュボード」にアクセスします。最新版が更新されている場合、「ダッシュボード」画面上部に「今すぐ更新してください」という表示が出ています。そこをクリックしましょう。

アップデートを開始する

「WordPressの更新」画面に移り、「今すぐ更新」をクリックするとWordPressが更新されます。この後すぐにデータベースの更新も表示されるので、指示に従って更新してください。

不要ファイルを削除する

アップデートが終わったら、不要なファイルを削除してください。不要なファイルは下記の2つです。

$ rm readme.html
$ rm license.txt

これらはセキュリティの脆弱性につながるので、必ず削除しておきましょう。

管理画面へログインできない場合

WordPressの自動アップデート後に管理画面にログインできない場合は、「wp-includes/load.php」ファイルが適切でない可能性があります。その場合は、下記のコードを追記してください。

if ( isset( $_SERVER[‘HTTP_X_FORWARDED_PROTO’] ) && $_SERVER[‘HTTP_X_FORWARDED_PROTO’] == ‘https’ ) {
$_SERVER[‘HTTPS’]=’on’;
}

管理画面にアクセスできず、サーバーからファイルの修正を行う場合は、必ず作業の前後でバックアップを取ってください。

WordPress (ワードプレス)で手動アップデートする方法まとめ

WordPressをアップデートすることで、常に最新の状態を保ち、最新の機能を利用できるようになります。

自動アップデートでも手動アップデートでも、手順や処理を間違えると不具合につながるので、必ず作業前後のバックアップを忘れずに行いましょう。特に手動アップデートの場合は、WordPressの核となるファイルを編集するので十分気をつけてください。

最新版のWordPressにアップデートして、快適なメディア運営を行いましょう。

この記事を書いたライター
CMS比較NAVI編集部
CMS比較NAVI 編集メンバーが不定期で更新します。 CMSの最新ニュースからすぐ使えるノウハウまで、わかりやすく紹介します!