ferret OneというCMSを知っていますか? ferret Oneはビジネスに必要なツールが一つのパッケージに含まれているCMSです。KIRINやNewsPicksなどの大手企業サイトの作成にも使用されています。
ここではferret OneとはどんなCMSなのか、ferret Oneでできる基本的な機能、導入事例、セキュリティや料金について解説します。
自社サイトのCMS選びに迷っている方、ferret Oneを検討している方はぜひご覧ください。
ferret One (フェレットワン)とは?基本情報について
ferret Oneはインストールするだけで、サイト制作・運用、管理・マーケティングといった、ビジネスに必要な作業ができるオールインワンパッケージ型のCMSです。ferret Oneを導入するメリットは大きく3つあります。
- サイト運用コストの大幅な削減
- ページ編集・修正の時間短縮
- マーケティング業務の一元管理
ferret Oneでは専門的なコーディングを必要としない簡単なサイト制作・編集ができるので、サイト運用コストを大幅に削減できます。毎月の使用料がかかりますが、他社に外注するよりも安く抑えられるでしょう。
特にサイトコンテンツの編集、ランディングページの作成にコーディングが不要なので、ページ作成や情報更新の手間と時間も短縮できます。
加えてサイトのアクセス解析、顧客管理などのマーケティングに必要な機能もすべてferret Oneのサービス内で行えます。作業の一元化によって、運用担当者の負担を大きく減せるでしょう。
ferret One (フェレットワン)の基本操作
ferret Oneでできる基本的な機能は、以下の9つです。
- プログラミング不要の独自CMS
- お問い合わせの一元管理CRM
- ランディングページ作成
- フォーム作成
- CVユーザーの行動履歴
- 一斉メール・ステップメール
- キャンペーン管理
- A/Bテスト
- 外部ツール連携
コーディングなしでサイト内コンテンツが作れることはもちろん、お問い合わせページ、顧客の情報入力フォームも作れます。さらに得られた顧客情報、CVユーザーの行動解析、各ページのA/Bテストといったサイトパフォーマンスの管理も可能です。
ferret One (フェレットワン)でつくったサイト例
【KIRIN】
【NewsPicks】
【コニカミノルタ】
(https://www.konicaminolta.com/jp-ja/index.html)
これらはすべてferret Oneを用いて作られたサイトです。デザイン性の高いトップページのレイアウトや、カルーセル・スライドショー、SNSの埋め込みなど、複雑なページ設計がなされています。
ferret One (フェレットワン)のインストール
ferret Oneの大きな特徴は、サーバー不要でインストールできることです。オールインワンパッケージの中にサーバーも含まれているので、他のCMSサービスのように外部サーバーを契約する必要がありません。
既存のサイトをferret Oneに移行する場合は、外部サーバーを利用したままでも構いません。その場合は移行時に外部サーバーのDNSレコード設定をferret Oneに変更しておきましょう。
ferret One (フェレットワン)のプラグイン
ferret Oneは他のCMSと比べるとプラグインの数が少なくなっています。これはあえてカスタマイズを制限することで、テーマの乱れを抑えたり、運用管理者が本業であるコンテンツ制作とマーケティングに集中できるようにするためです。
もちろん必要な場合は、テーマに大きな影響を与えない範囲でプラグインを追加したり、デザインを変更することも可能です。部分的な変更は簡単な操作でできますが、大幅に変更する場合はコーディングが必要になります。
ferret One (フェレットワン)のテーマ (テンプレート)
ferret Oneには、はじめから20種類以上のテンプレートテーマが用意されています。そのためテーマを選ぶだけで、一定のサイトデザインを作ることが可能です。
ferret Oneを導入したら、まずは作成したいサイトイメージに近いテンプレートテーマを選択し、目的に合わせて部分的な変更を施してください。もちろんテンプレートテーマを使わずに、一からサイトデザインをすることもできます。
ferret One (フェレットワン)のセキュリティ
ferret Oneでは定期的にセキュリティ改善が行われます。内部監査、パッチマネジメント、脆弱性診断を行い、セキュリティシステムの検証と改善がなされています。これらはすべてferret Oneで実施してくれるので、サービスの利用者側がセキュリティチェックをする必要はありません。
他にもファイヤーウォールの設置、Dos攻撃対策、不正アクセス検知防御、外部アクセスへの対応、日次30世代分のバックアップなど、手厚いセキュリティ管理が受けられます。
さらにferret Oneの管理画面へのログインアクセスはすべてSSLによって暗号化されており、独自ドメインの無料SSL化、管理画面へのIPアクセス制限にも対応しています。
ferret One (フェレットワン)の料金
ferret Oneの利用料金は、毎月必ず支払うツール月額費用と、6ヶ月目以降は任意支払いになるプラン料金の2種類になっています。
プラン | 0ヶ月目 (初期費用) | 1ヶ月目 (初期戦略設計) | 2・3ヶ月目 (サイト設計) | 4ヶ月目 (施策実行サポート) | 5ヶ月目 (施策実行サポート) | 6ヶ月目以降 (オプション) |
ツール月額費用 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | 10万円 |
Basicプラン | 10万円 | 60万円 | 90万円 | 30万円 | 30万円 | オプション |
のせかえプラン | 10万円 | オプション | 都度見積もり | オプション | オプション | オプション |
ferret One (フェレットワン)のよくある質問
ここではferret Oneに対するよくある質問とその回答を公式サイトから引用します。
ferret One (フェレットワン)のまとめ
ferret Oneは専門的なサイト制作の知識がない人でも簡単に運用できるオールインワンパッケージのCMSサービスです。基本機能が充実していることはもちろんのこと、カスタマーサポートやferret One運営との相談も充実しています。
既存のサイトから移行する場合でも、新しくサイトを作る場合でも、ferret Oneが契約時に相談に乗ってくれるので、手厚いサポートを上手く活用して、より質の高いサイト運営をすることができるでしょう。ferret Oneでは導入セミナーも行っているので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。